カタールの連覇に終わったアジアカップ2023では、印象的な出来事が少なくなかった。

　ヨルダンやタジキスタンの躍進、「ゾンビサッカー」で勝ち抜いていった韓国の準決勝での完敗、その韓国に沈められたオーストラリアやサウジアラビアの敗退なども、そのひとつに挙げられる。

　もちろん、日本のベスト８敗退も同じだ。ワールドカップからの好成績や、数多くのタレントを擁したことで、森保一監督率いるサムライブルーは、有力な優勝候補と予想されていた。だが、準々決勝でイランを相手に涙をのんだ。

　イランだけではない。日本はグループステージ第２節でイラクにも屈した。ベトナムを４－２で沈め、白星発進していただけに、イラク相手の黒星は大会序盤の大きなサプライズとも評された。

　カタールの『ILoveQatar.net』は２月15日、アジアカップ2023の印象的な瞬間ベスト５をリストアップ。日本のイラク戦黒星をそのひとつに選出している。

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　同サイトは「優勝４回の日本は2019年大会のファイナリストだった」と伝えている。

「リバプールに所属する主将のワタル・エンドウや、ブライトンの快速プレーメーカーであるカオル・ミトマ、アーセナルの右SBを務めるタケヒロ・トミヤスのような選手たちを擁し、有力な優勝候補の一角として大会に臨んだ」

「しかし、イラクの考えは違った。ワールドカップでドイツとスペインを倒すなど、日本が近年成し遂げてきたすべてを考えれば、イラクの勝利が大会最大の衝撃のひとつだったことは間違いない」

　悔しい思いをした森保ジャパンのワールドカップ予選での奮起が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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