レスターが2試合連続完封勝ち! 岡崎も代表戦に向けて成長示す――クリスタル・パレス 0-1 レスター

2016年03月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

チーム全体の共有意識が生んだマハレズの先制弾。

フォーメーション (C) SOCCER DIGEST

 3月19日、プレミアリーグ第31節で岡崎が所属するレスターはホームで15位のクリスタル・パレスと対戦し、1-0で完封勝利を収めた。
 
 前節、残留争いの渦中にあるニューカッスル相手に、岡崎のオーバーヘッド弾を守りきって首位キープをしたレスター。そこからスタメンに変更はなく、4-4-2のシステムで、最前線には岡崎とヴァーディーが並び、2ボランチにはイングランド代表初招集を受けたカンテ、ドリンクウォーターの2人が入った。
 
 試合は序盤から、12戦未勝利と泥沼にはまり込んでいるクリスタル・パレスを、インテンシティーを強めたレスターが押し込んで優勢に立った。
 
 レスターはボールホルダーに対して厳しくプレスをかけ、相手を牽制してボールを素早く奪取し、両サイドを巧みに使いながら得点への糸口を探る。
 
 そして18分にはカウンターから右サイドのマハレズが抜け出し、GKとの1対1という決定機を掴むも、これは守護神ヘネシーがセーブ。しかし首位を走るアウェーチームは、その後も自信を漲らせた堂々としたプレーで主導権を握り続けた。
 
 そして34分、攻勢に出たレスターに待望の先制点が生まれる。左サイドで仕掛けたヴァーディーのグラウンダーのクロスに、右サイドから走り込んできたマハレズが流し込んで、今シーズン15点目となるゴールを決めた。
 
 ニアサイドに走り込んだ岡崎に相手DFが釣られたことで、このアルジェリア代表MFがフリーになったという、まさにチーム全体での共有意識が生んだ一撃だった。
 
 その後も運動量で上回り、ホームチームを凌駕し続けたレスターが1点をリードして、後半へ折り返した。
 
 

次ページ不可欠な主力に昇り詰めた岡崎の、成長を窺わせるワンプレー。

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