【J1採点&寸評】新潟×柏|高精度クロスで2アシストの輪湖がMOM。AT弾の大野も『6.5』に

2016年03月19日 大中祐二

新潟――起死回生の同点弾を決めた大野がチーム最高点。

【警告】新潟=なし 柏=ディエゴ・オリヴェイラ(62分)、武富(85分)、大津(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】輪湖直樹(柏)

【チーム採点・寸評】
新潟 6
前半は守備のスライドもスムーズで、効果的にボールを回したが後半に失速。90分で正反対の顔を見せた。土壇場で勝ち点1確保した。
 
柏 6
2試合続けて終了間際に追いつかれたのは痛恨だが、下平新監督のもと、やることが整理され、一時は逆転した勢いは今後につながる。
 
【新潟|採点・寸評】
GK
21 守田達弥 6
試合開始早々の武富の至近シュートを好セーブ。試合の流れを簡単に渡さなかったのは大きい。
 
DF 
25 小泉 慶 5(75分OUT)
チーム全体のプレスに行く力が弱まった後半、自分のサイドで仕掛けられ、失点につながるクロスを許す。
 
3 増田繁人 6
J1初先発で連係やつなぎに不安定さもあったが、弾き返す高さで存在感を示す。最後はパワープレーで得点にも絡んだ。
 
2 大野和成 6.5
ディエゴ・オリヴェイラへの厳しい寄せで自由にさせず。終了間際に起死回生の同点ゴール。
 
7 コルテース 5.5
前半は身体の強さを活かしてボールを運んだが、後半は軽いプレーでつなぎをミスし、ピンチを招いた。
 
MF
8 レオ・シルバ 6
前半は相手の穴を見つけて効果的にパスを送り込んだが、全体が失速した後半は、やや強引なパスミスも。
 
6 小林裕紀 6
後半、守備をオーガナイズし切れない時間もあったが、粘り強くボールを循環させてリズムを作った。
 
13 加藤 大 6
決定的なチャンスを作るパスは供給できなかったが、攻守に惜しみなく走り続けてプレーに絡んだ。
 
14 田中達也 6.5(51分OUT)
積極的に仕掛ける姿勢から今季初ゴール。守備のスイッチを入れるプレスも素晴らしかったが、無念の負傷交代。
 
FW
11 指宿洋史 5.5(80分OUT)
ポストプレーでは存在感も、フィニッシュや前線からの守備の部分でパワー不足を感じさせた。
 
9 山崎亮平 6.5
攻撃ではトリッキーなドリブル、守備では前から迫力あるチェイシングを見せて柏守備陣を苦しめた。
 
交代出場
MF
17 伊藤優汰 5(51分IN)
ドリブルで仕掛ける積極性を見せる一方で、守備ではポジショニングが悪く、組織に穴を作ってしまった。
 
DF
23 酒井宣福 6(75分IN)
得点が欲しい状況で右SBに投入されると、高い位置で勝負する姿勢を貫く。クロスから同点ゴールの起点に。
 
FW
16 平松 宗 -(80分IN)
短い出場時間ながら、ゴール前にどんどん入ってシュート2本。うち1本が同点ゴールにつながった。
 
監督
吉田達磨 6.5
前半の勢い考えれば勝ち切りたかったが、交代策とパワープレーが奏功し、土壇場での勝点1は大きい。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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