［アジア杯ラウンド16］日本 ３－１ バーレーン／１月31日／アル・トゥマーマ・スタジアム

　まさに圧巻のミドルだった。

　森保ジャパンは１月31日、アジアカップのラウンド16でバーレーンと対戦し、３－１で快勝。準々決勝へ駒を進めた。

　日本は立ち上がりから主導権を握ったが、相手のコンパクトな守備に苦戦。敵陣にボールを運べても、シュートで終われない時間が続いた。

　それでもスコアレスで迎えた31分、ついに試合を動かす。フリーでボールを受けた毎熊晟矢が、ペナルティエリア手前中央から相手の意表を突いて右足を振り抜く。強烈なシュートが左ポストに直撃し、そのはね返りを収めた堂安律が、冷静にゴールに流し込んだ。

　苦しい展開のなかで、チームを勢いに乗せる先制弾をもたらしたミドル。毎熊はこのシーンをこう振り返る。
【動画】守備の連係ミスからの日本の失点シーン

「プレーしてて、相手にシュート１本打たれた後に、モニターに１−０って出てたんで、シュート打ててないんだなと。結構、押し込んでたけど、シュートは打ててないんだなと感じたので。その時に相手も後ろに重かったですし、スペースで受けたら打とうかなと思っていた。そう考えて入っていったら点に繋がったので良かったです」

　ポストに当たり、惜しくも自身のゴールとはならなかった。毎熊は「軌道的に入ったかなと思いました」と笑ったが、「入らなかった、と思ったら律が詰めて決めてくれたので良かった」と素直な思いを語った。

　昨年９月の親善試合、トルコ戦で代表デビューを飾り、まだA代表での経験は浅いが、26歳のDFは、「ちゃんと緊張してます（笑）。会場の雰囲気も、日の丸を背負う重圧も感じてます」と自身の立場を把握しながら、堂々としたプレーでチームの勝利に貢献した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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