【リオ五輪代表】いよいよ始まるサバイバル! ポルトガル遠征に招集された22選手の実力・コンディションは?/MF&FW編

2016年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

再招集された関根は、「ドリブルで仕掛けるプレーでアピールしたい」と意気込む。

A代表に名を連ねる遠藤は、新天地・浦和でレギュラーを獲得。今回のポルトガル遠征を「やるべきことを再確認する」と位置付けた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 3月25日にU-23メキシコ代表と、28日に強豪クラブ・スポルティングとの対戦を予定する今回のポルトガル遠征。「世界での我々の現在地を測るうえで申し分ない相手」(手倉森誠監督)と語る強豪国やクラブとの強化試合に招集された選手の実力やコンディションは? メンバー全22人の近況を紹介する。

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【MF】
3 遠藤 航(浦和)
今季J1成績:3試合(270分)・0得点
 リーグ戦は開幕から全3試合フル出場。すでにボランチ、右ストッパー、リベロと守備では高いレベルを披露し、安定感もある。3節・福岡戦でフル出場したリベロのポジションで、レギュラー獲得なるか。今回の遠征は「もう一度自分たちのやるべきことを再確認し、チームとしてレベルアップしたい」と抱負を語る。
 
7 原川 力(川崎/MF
今季J1成績:0試合・0得点
 アジア最終予選の準決勝・イラク戦で、終了間際に劇的な決勝ゴールを叩き込み、日本をリオ五輪に導いたボランチも、所属クラブでは定位置争いの真っ最中だ。京都から川崎に移籍した今季は、中村憲剛や大島僚太ら壁に阻まれて、3節まで出番は訪れていない。現状ではバックアッパーの域を出ず、さらなるアピールに燃える。
 
8 大島僚太(川崎/MF
今季J1成績:3試合(269分)・0得点
 今季から「クラブ初の日本人10番」として注目を集めるなか、テンポの良いボール捌きや巧みなボールコントロールが冴え渡る。3節の名古屋戦では、バー直撃の強烈なミドルシュートを放つなど、機を見た上がりとシュートへの意識に改善の跡が見られ、その視線は"世界"へと向いている。
 
10 中島翔哉(FC東京)
今季J1成績:1試合(22分)・0得点
 FC東京のトップチームでは東慶悟(左サイドハーフ)の控えという扱いで、大宮とのホーム開幕戦に途中出場したのみ。ACLでは3月1日のビン・ズオン戦まで出番がない。J3の相模原戦にはFC東京U-23の一員としてフル出場したが、試合勘に不安を隠せない。
 
14 豊川雄太(岡山)
今季J2成績:3試合(99分)・1得点
 3節の京都戦では途中出場から、一時逆転弾となる移籍後初ゴールを決めた(試合は2-2で引き分け)。リオ五輪最終予選で見せた勝負強さは、今なお健在。「週末の水戸戦でもゴールを決めて、勝利に貢献してからポルトガル遠征に行きたい」と語る。
 
17 関根貴大(浦和)
今季J1成績:3試合(240分)・0得点
 昨季から右ウイングバックのレギュラーを務めてきたが、3節の福岡戦では左ウイングバックに抜擢。すると、さっそく持ち味である攻撃力を発揮して2ゴールに絡んでみせた。「持ち味であるドリブルで仕掛けるプレーでアピールしたい」と意気込みを述べた。
 

次ページ南野は先発とベンチを行ったり来たり。復調気味ではあるが…。

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