【J1】金久保のゴールで仙台が勝利! 鹿島が敗れ、全勝チームが早くもゼロに

2016年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

被災地クラブの対戦は、ホーム仙台に軍配が上がる。

ウイルソンのクロスに合わせたのは金久保(14番)。丁寧にインパクトしたボレーが、鹿島ゴールに突き刺さった。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 J1リーグは3月12日、3節の7試合を開催した。ユアテックスタジアム仙台では、14時に仙台対鹿島がキックオフされた。
 
 仙台は日本代表GKの六反が負傷のために欠場。代わって関がゴールマウスを守った。アウェーに乗り込んだ鹿島は、前節とまったく同じスタメン・ベンチメンバーで挑んだ。
 
 5年前の東日本大震災の被災地を本拠地とする両チームの対戦は、立ち上がりの8分に試合が動いた。

 先制したのは、ホームの仙台だ。左サイドで起点になったウイルソンがクロスを上げると、ファーで待ち構えていた金久保がボレーを一閃。仙台が前節に続いてホームで先制点を挙げた。

 一方、今季リーグ戦初の失点を喫し、追う展開を余儀なくされた鹿島は、日本代表候補の遠藤が得意の左足でゴールを狙う。しかし、シュートはバーを直撃し、ゴールを挙げられないまま前半を終えた。
 
 後半は鹿島がボールを保持し、金崎のポストワークや遠藤のキープを起点に攻勢を仕掛ける。さらに、63分に怪我明けの土居、66分にスピード豊かなカイオを投入。86分にも開幕戦で決勝点を挙げた鈴木をピッチに送り込んだ。

 しかし、しっかりと守備を固める仙台は、鹿島の反撃をシャットアウト。結局、前半に生まれた金久保のゴールが決勝点になり、仙台が1-0で勝利を収めた。
 
 仙台は今季ホーム初勝利で勝点を6に伸ばし、鹿島は今季初黒星で勝点は6のまま。今節の鹿島の敗戦によって、J1リーグは早くも全勝チームがゼロになった。
 
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