リスペクトに欠けていた
本田氏がベトナム戦の森保Jを採点。2ゴールの南野(上段の一番右)や途中出場の久保を評価した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)
[アジアカップ グループステージ第1節]日本 4-2 ベトナム/1月14日/アル・トゥママ・スタジアム
日本代表は1月14日、アジアカップのグループステージ初戦でベトナムと対戦し、4-2で勝利を収めた。
森保ジャパンは11分に南野拓実のゴールで幸先よく先制も、16分と33分にセットプレーから2失点し、逆転を許す。それでも45分、南野が狙いすましたシュートで同点弾を挙げると、その4分後には中村敬斗が強烈なミドルを叩き込んで勝ち越し。85分には途中出場の上田綺世がチームの4点目を決めて、白星スタートを飾った。
引いてブロックを固める相手の守備に苦戦しながらも、最終的にはしっかりと勝ち切り、勝点3を手にした日本。現役時代は鹿島アントラーズや日本代表で活躍した本田泰人氏はベトナム戦をどう評価したか。
森保ジャパンの出場16選手と監督の採点&総評は以下のとおりだ。
【先発】
GK
鈴木彩艶 5.5
DF
菅原由勢 5.5
(77分→毎熊晟矢 6)
谷口彰悟 6
板倉 滉 6
伊藤洋輝 6
MF
守田英正 6
(77分→佐野海舟 6)
遠藤 航 6
南野拓実 7.5
(84分→久保建英 7)
中村敬斗 6.5
(63分→堂安 律 6)
伊東純也 6
FW
細谷真大 5.5
(HT→上田綺世 6.5)
監督
森保 一 6
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
日本代表は1月14日、アジアカップのグループステージ初戦でベトナムと対戦し、4-2で勝利を収めた。
森保ジャパンは11分に南野拓実のゴールで幸先よく先制も、16分と33分にセットプレーから2失点し、逆転を許す。それでも45分、南野が狙いすましたシュートで同点弾を挙げると、その4分後には中村敬斗が強烈なミドルを叩き込んで勝ち越し。85分には途中出場の上田綺世がチームの4点目を決めて、白星スタートを飾った。
引いてブロックを固める相手の守備に苦戦しながらも、最終的にはしっかりと勝ち切り、勝点3を手にした日本。現役時代は鹿島アントラーズや日本代表で活躍した本田泰人氏はベトナム戦をどう評価したか。
森保ジャパンの出場16選手と監督の採点&総評は以下のとおりだ。
【先発】
GK
鈴木彩艶 5.5
DF
菅原由勢 5.5
(77分→毎熊晟矢 6)
谷口彰悟 6
板倉 滉 6
伊藤洋輝 6
MF
守田英正 6
(77分→佐野海舟 6)
遠藤 航 6
南野拓実 7.5
(84分→久保建英 7)
中村敬斗 6.5
(63分→堂安 律 6)
伊東純也 6
FW
細谷真大 5.5
(HT→上田綺世 6.5)
監督
森保 一 6
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
――◆――◆――
結論から言うと、お粗末な試合だった。特に立ち上がりの日本は最低だ。
最新のFIFAランキングで日本はアジア最高の17位、ベトナムは94位。その順位から見ても、ベトナム戦は日本が圧勝すると思っていた。しかし、蓋を開けてみれば、一時はリードされて追いかける展開となるなど、苦しいゲームとなった。
ベトナム相手に苦戦していたら、ワールドカップ優勝なんて夢物語だし、アジアカップも優勝できない。
ではなぜ日本は苦戦したのか。ひと言で言えば、「リスペストが足りなかった」からだ。違う言い方をすれば、ベトナムを「舐めていた」としか思えない。
11分に南野拓実のゴールで先制して緊張の糸が切れたのか、その後、CKとFKから連続失点。2つの失点を見ても、日本がリスペクトに欠けていたことがわかる。
バタつくきっかけとなったのが、1-0で迎えた16分の最初の失点だ。CKからニアに飛び込んだグエン・ディン・バックに華麗なバックヘッドで叩き込まれた。100回に1回あるかないかのスーパーゴールだったが、そもそもベトナムは高さがないから、日本はニアサイドをケアしないといけなかった。
逆転ゴールにつながる2失点目も準備不足が原因だ。32分に相手を背後からスライディングタックルで止めた菅原由勢がイエローカードをもらった。そのFKから空中戦で簡単に競り負け、GK鈴木彩艶の反応も遅れた。折り返したボールに対して誰も準備していなかった。
いずれの失点もワンチャンスをものにしようとするベトナムの気迫が日本よりも上回っていたから生まれたものだ。
【PHOTO】日本代表のベトナム戦出場16選手&監督の採点・寸評。4発勝利も6人に5点台の厳しい評価。MOMは2G1Aの8番
結論から言うと、お粗末な試合だった。特に立ち上がりの日本は最低だ。
最新のFIFAランキングで日本はアジア最高の17位、ベトナムは94位。その順位から見ても、ベトナム戦は日本が圧勝すると思っていた。しかし、蓋を開けてみれば、一時はリードされて追いかける展開となるなど、苦しいゲームとなった。
ベトナム相手に苦戦していたら、ワールドカップ優勝なんて夢物語だし、アジアカップも優勝できない。
ではなぜ日本は苦戦したのか。ひと言で言えば、「リスペストが足りなかった」からだ。違う言い方をすれば、ベトナムを「舐めていた」としか思えない。
11分に南野拓実のゴールで先制して緊張の糸が切れたのか、その後、CKとFKから連続失点。2つの失点を見ても、日本がリスペクトに欠けていたことがわかる。
バタつくきっかけとなったのが、1-0で迎えた16分の最初の失点だ。CKからニアに飛び込んだグエン・ディン・バックに華麗なバックヘッドで叩き込まれた。100回に1回あるかないかのスーパーゴールだったが、そもそもベトナムは高さがないから、日本はニアサイドをケアしないといけなかった。
逆転ゴールにつながる2失点目も準備不足が原因だ。32分に相手を背後からスライディングタックルで止めた菅原由勢がイエローカードをもらった。そのFKから空中戦で簡単に競り負け、GK鈴木彩艶の反応も遅れた。折り返したボールに対して誰も準備していなかった。
いずれの失点もワンチャンスをものにしようとするベトナムの気迫が日本よりも上回っていたから生まれたものだ。
【PHOTO】日本代表のベトナム戦出場16選手&監督の採点・寸評。4発勝利も6人に5点台の厳しい評価。MOMは2G1Aの8番