「24年夏に争奪戦の可能性」スペイン代表の番記者が見通す、ダニ・オルモの去就予測【現地発】

2024年01月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

24年夏に約93億円の契約解除条項が発動

プレミアやスペインのビッグクラブが動向を注視するダニ・オルモ。(C)Getty Images

 2024年冬の移籍市場が開幕し、欧州の各クラブがシーズン後半戦に向けて動きを見せている。さらに冬だけでなく、キリアン・エムバペ(パリSG)の去就問題を中心に、24年夏の移籍に関する報道もすでに出始めている。

 そんな24年の移籍市場で注目されるタレントのひとりが、RBライプツィヒのダニ・オルモだ。10月に負った肩の負傷で離脱中のスペイン代表MFは、どのような去就が予想されるのか。スペイン代表番として現地で取材するセルヒオ・サントス記者に語ってもらった。

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 ダニ・オルモは2023年6月、RBライプツィヒとの契約を27年6月まで延長した。鍵となるのは、その契約に盛り込まれた条項。24年7月1日を境に、約93億円の契約解除金が発動するというものだ。

【動画】バイエルン相手にハットトリックを決めるダニ・オルモ

 これはメガクラブへのステップアップを目指すダニ・オルモ本人はもちろん、RBライプツィヒにとっても高額の移籍金を手にできるというメリットがある。今シーズンは怪我で苦しんでいるとはいえ、その実力は折り紙付き。資金力が豊富なメガクラブからすれば決して高い移籍金ではなく、24年夏の移籍市場で争奪戦に発展しても不思議はない。

 移籍先の有力候補は、その資金面で圧倒的なアドバンテージを持つプレミアリーグのビッグクラブだ。一方で母国スペイン行きも噂されていて、かねてから関心を寄せるレアル・マドリー、バルセロナ、アトレティコ・マドリーの3強が候補に挙がるだろう。

文●セルヒオ・サントス(Relevo)
翻訳●下村正幸

[著者プロフィール]

2010年から勤務し続けてきた『AS』紙から、スペインの大手メディアグループ『Vonceto』が22年9月に立ち上げたスポーツ総合サイト『Relevo』に移籍。新天地でも AS時代と同じくマドリーとスペイン代表を担当する。

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