【チェルシー 1-2 パリSG|採点&寸評】1ゴール・1アシストのイブラがMOM! セスクやアザールは違いを作れず……

2016年03月10日 山中忍

ヒディンクは戦術面でも選手起用でも失敗した。

チェルシー対パリSG戦の結果&フォーメーション。

【チェルシー|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 5
プレスが甘かった入り方の失敗が痛恨。時間とスペースをイブラヒモビッチに与えて先制を許し、自業自得で劣勢を余儀なくされた。一度は同点とするが60分のD・コスタ負傷交代で勢いを失い、67分後の2失点目で望みを失った。2試合トータルで2-4。完敗だった。
 
監督 フース・ヒディンク 5
カウンターに不可欠なプレッシングを徹底できず。機動力のあるマティッチのベンチは疑問なうえ、本来ウイングのケネディの左SB起用も裏目に出た。
 
【チェルシー|選手 採点&寸評】
[GK]
13 ティボー・クルトワ 6.5
2失点はいずれも防ぎようなし。まだ0-1だった時点で、イブラヒモビッチのシュートを素早い反応で防いで、一度は反撃への望みを繋いだ。
 
[DF]
2 ブラニスラフ・イバノビッチ 6.5
ディ・マリアのクロスをブロックした6分から、イブラヒモビッチのシュートを未然に防いだ80分まで、要所で仕事をした。
 
16 ケネディ 5
20歳のアタッカーにとっては酷なCL初先発。めげずに攻め上がる姿勢は評価できるが、守備面では弱点として敵に狙われた。
 
24 ガリー・ケイヒル 4.5
1失点目でイブラヒモビッチを逃がした判断ミスは重大。最もフリーにさせてはいけない相手だっただけに、追走を続けるべきだった。
 
28 セサル・アスピリクエタ 6
対峙したルーカス対応は合格点。相手のパスを読んでは2度、3度とパスをカットして攻撃面でも貢献努力を見せた。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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