2-1で接戦を制した市立船橋が準決勝進出!快進撃の名古屋は伝家の宝刀で一度は追いつくも…国立行きならず【選手権】

2024年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

清水エスパルス入団内定のエースが決勝点!

国立行きを懸けて火花を散らした市立船橋(青)と名古屋(赤)。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 1月4日に開催された第102回高校サッカー選手権の準々決勝で、5度の優勝を誇る市立船橋(千葉)と初出場で快進撃を続ける名古屋(愛知)が、県立柏の葉公園総合競技場で対戦した。

 立ち上がりから攻勢をかける市立船橋は開始8分、CKから久保原心優がゴール至近距離でヘディングシュート。しかし、GK小林航大にビッグセーブで阻まれたうえ、オフサイドの笛が吹かれる。

 それでも久保原は前半21分、こぼれ球をきっちりヘッドで押し込み、貴重な先制点を挙げる。

 対して名古屋は、前半終盤にかけて、攻撃の要を担う小川怜起を中心にチャンスを創出。徐々に流れを引き寄せると、アディショナルタイムに月岡陸斗の強烈なロングスロー"ムーンショット"がオウンゴールを誘い、1-1としてハーフタイムに入る。
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 前半ラストプレーで追いつかれた市立船橋だが、後半開始直後に右サイドからのクロスを郡司璃来が押し込み、すぐさま勝ち越しに成功。清水エスパルス入団が内定しているエースは、今大会5点目で得点ランク単独トップとなった。

 再びビハインドを負った愛知の雄は、後半15分に月岡のクロスにキャプテンの田中響貴がヘッドで合わせるも、GKギマラエス・ニコラスにキャッチされる。その7分後には9番の仲井蓮人に代え、選手権デビューとなる1年生、杉本成空を送り込む。

 名古屋はその後もCKの場面で一瞬、相手を惑わす"トルメンタ"を見せるなどし、必死に反撃を続けるが、結局最後まで2点目は奪えなかった。

 地元千葉で大声援を受けた市立船橋が2-1で接戦を制し、国立競技場で行なわれる準決勝に駒を進めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【厳選ショット】決勝ゴールを決めた市立船橋のエース郡司璃来のユニークなパフォーマンス!|選手権準々決勝 名古屋1-2市立船橋
 

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