「我々の行動は受け入れられる」日本戦で暴徒化の北朝鮮、指揮官の言い分に海外メディア驚き「まったく反省がない」【アジア大会/2023総集編】

2024年01月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官は止めに入ったが...

日本に敗戦後、北朝鮮の選手たちは主審に詰めよるなど問題行動が見られた。(C)AP/AFLO

 ついに年が明け、2024年となった。本稿では、2023年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、アジア競技大会で物議を醸した北朝鮮指揮官の発言に関する記事を再掲する。

記事初掲載:2023年10月4日

―――◆――◆―――

 日本サッカー協会は、すでにアジアサッカー連盟、及び国際サッカー連盟に意見書を提出している。北朝鮮の反スポーツ的行為に関して、だ。

 中国の杭州で行なわれているアジア競技大会で、サッカー男子のU-22日本代表は現地10月1日、準々決勝でU-24北朝鮮代表と対戦。2-1で勝利を収めた。

 この試合では北朝鮮側に6枚のイエローカードが提示されるなど、荒れた内容に。72分には、日本スタッフの持っていたバッグから給水ボトルを奪おうとした際、拳を振り上げて殴りかかるような素振りを見せた選手もいた。

 また試合後には、ジャッジに納得がいかなかったのか、主審を取り囲んで猛抗議。ピッチ上は騒然となった。
【動画】殴る素振りなど、まさかの蛮行も。日本対北朝鮮ハイライト
 警備員が出動するほどの事態に、香港メディア『South China Morning Post』は「北朝鮮のシン・ヨンナム監督は、主審から選手を引き離そうとした。にもかかわらず、直後に不思議な弁明を展開した」と報じて、そのコメントを紹介した。

「試合中、選手たちが少し興奮しすぎていたのは認めるが、これがサッカーだ」
「サッカーの試合では対立がある。我々の行動は受け入れられると思う」

 韓国メディア『OSEN』も、この発言に注目。「"やくざサッカー"にも反省しない北朝鮮監督『私たちの行動は許容範囲内』」と題した記事で、「北朝鮮はまったく反省がない」「シン・ヨンナム監督は選手たちの暴力を擁護し、さらに物議を醸している」などと伝えた。

 北朝鮮との激闘を制した日本は現地4日、決勝進出をかけて香港と相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「日本のみなさん、すみませんでした」元ジェフの申在範が北朝鮮の暴挙を謝罪「俺の中では追放なんです」【アジア大会】
 

次ページ【動画】日本対北朝鮮ハイライト

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事