元日本代表FWで現在は解説者の福田正博氏がパリ五輪世代でもっとも期待しているアタッカーのひとりが、細谷真大だ。

「上田（綺世）選手と同様にフィジカルが強くて、スピードもある。しかも、ボールを収めることもできる。昨年までは裏に抜けるシーンはあるけど、足もとで受けてというのは難しい部分があった。でも今年は違う。マテウス・サヴィオ選手と上手く関係性ができているところもあるけど、圧倒的だよ、今のJリーグでは、と俺はそう思う」

　若手有望株の中では「筆頭」と福田氏は絶賛する。

「こんなに伸びてきて良い選手がいるんだっていう期待感がある。彼がここから突き抜けると、日本代表のポジション争いもどうなるか、楽しみな部分がある」
 

　23年シーズンのJ１リーグで、細谷は全34試合に出場して14ゴール。得点数に加え、走行距離、スプリント回数もチームトップで、貢献度の大きさが分かる。追加招集ながらも11月21日のシリア戦では左足のボレーシュートで代表初ゴールと結果を残した。天皇杯制覇こそ果たせなかったが、大きな成長を示した１年だった。

　まずは元日のタイ戦でアピールなるか。細谷の"躍動"に期待したい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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