一挙5選手がJリーガーに! 関西大のJ内定会見で語られた“覚悟”「1年目から試合に出場し続けることが最初の目標」

2023年12月19日 森田将義

すでにJの舞台を経験する髙橋には監督も太鼓判

来季からJリーガーとなる関西大の5選手が合同内定会見に臨んだ。写真:森田将義

 12月18日、来季からJリーガーとなる関西大の5選手による合同内定記者会見が行なわれた。

 会見には湘南ベルマーレ内定のDF髙橋直也(ガンバ大阪ユース出身)、愛媛FC内定のMF谷岡昌(愛媛U-18出身)、FC大阪内定のMF堤奏一郎(関大一高出身)とFW西村真祈(セレッソ大阪U-18出身)、奈良クラブ内定のFW百田真登(関大一高出身)に加え、前田雅文監督が出席した。

「サッカーIQが高くて、センターバックですが足もとの技術が非常に優れた選手。足もとのところ、ビルドアップに関しては現役のJリーガーにも負けていない」

 前田監督がそう太鼓判を押す髙橋。今季すでに特別指定選手としてルヴァンカップを含め、6試合に出場している。本人もすでに主力としての自覚は十分だ。

「主力して1年目から試合に出場し続けることが最初の目標。今シーズン、出場させてもらった試合は勝利に貢献できなかったので、来シーズンはチームの勝利に貢献できるように頑張りたい。あとパリ五輪に割って入っていくには普通の活躍では届かない。試合に出て大きな活躍していくことで選ばれると思うので、そこを目ざしたい」
 
 谷岡は中学、高校時代を過ごした古巣への出戻りで、「成長した姿をファン、サポーター、家族に見せられるよう自分らしさを出しながらしっかり頑張っていきたい」と口にする。

 幼少の頃から慣れ親しんだクラブとあり、思い入れは強い。「残留争いではなく、プレーオフなど上位に食い込むのが目標。その中心に自分がいたい」と髙橋と同じく1年目からの活躍を誓う。「森脇良太選手は、J3優勝、J2昇格を目ざすなか、チームの雰囲気をポジティブに前向きに持っていくのがすごく上手だった」と練習参加した際の印象も語った。

「最大の特徴である縦への推進力や、スピードに乗ったドリブルからのクロス、シュートをしっかりピッチで表現できるように頑張っていきたい」と意気込むのは堤。百田とともに併設校である関大一高の出身で、梅鉢貴秀(鹿島アントラーズなどでプレー)以来となるJリーガーであるため注目度は高い。

「三笘薫選手や相馬勇紀選手はプレーの特徴が重なる部分もあるので、そうした選手を参考にしながら、追い付き追い越し行けるように、この4年間で培ってきたものをこれから発揮していきたい」

【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
 

次ページ「奈良クラブと一緒にJ2、J1に上がっていきたい」

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事