前回は完敗…アーセナル指揮官が三笘擁するブライトンを絶賛!「本当に良い選手を揃えている」「デ・ゼルビを追ってきた」

2023年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

敵将との共通点は?「我々が本物である限り…」

アーセナルを率いて5季目になるアルテタ監督。(C)Getty Images

 12月17日に開催されるプレミアリーグ第17節で、冨安健洋(怪我で離脱中)が所属する2位のアーセナルは、三笘薫を擁する8位のブライトンをホームに迎える。

 この一戦に先立ち、ミケル・アルテタ監督が前日会見に出席し、ロベルト・デ・ゼルビ監督が率いる対戦相手の印象を語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 現在44歳のデ・ゼルビ監督は、サッスオーロなど母国イタリアのクラブで経験を積んだ後、2021年にシャフタールで指揮官としては初の海外挑戦。ただ、ロシアの侵攻問題の影響で1年でウクライナを去り、昨季の途中にブライトンへ活躍の場を移すと、見事にクラブ史上初のヨーロッパリーグ出場に導いた。

 アルテタ監督は、評価が急上昇中のイタリア人指揮官が率いるブライトンを「本当に良いチーム」と称賛。そのうえで、後半に失点を重ねて完敗した前回対戦(0-3)を振り返り、こう語った。
【動画】三笘薫がフル出場!ブライトンが敵地でアーセナルを粉砕した衝撃の前回対戦
「昨シーズンは試合をコントロールできていた時に失点し、その後、完全に崩壊してしまった。特に最後の15分間は苦しんだよ。我々はより良いプレーをし、非常に効率的でなければならない。彼らは本当に良い選手を揃えているし、プレー方法も非常に特殊で、問題を引き起こしてくる。彼らはとても効率的だった。フットボールでは効率性が重要だ」

 デ・ゼルビ監督も得点時に感情を爆発させる、情熱的なタイプだ。アルテタ監督は「私たちは感じたままに表現しているんだ」と語る。

「私が選手だった頃も、同じような感じだった。誰もが自分なりのあり方、話し方、伝え方を持っている。我々が本物である限り、それは素晴らしい要素だと思う。

 彼を知っているし、何度か違う話題で話した経験もある。サッスオーロにいた時から、ウクライナに移籍する前まで、キャリアを追ってきた。彼がやってきたこと、チームのプレー、プレミアリーグで成し遂げた偉業は、とても印象的だ」

 攻撃的な両チームが相まみえる一戦を制すのは、一体どちらか。40代前半で、名将への階段を駆け上がっている両指揮官の采配に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「ミトマは"我"をもっと出してもいい」3か月不発の三笘薫にブライトン番記者が指摘「考えすぎなのではないか」【現地発】
 

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