精彩を欠いた“最年長”遠藤航が2試合連続のHT交代。リバプールは1-2敗戦、町田フル出場のユニオンSGは日本人対決に勝利もGS敗退【EL】

2023年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファーストシュートで追いつく

ユニオンSG戦でハーフタイムにベンチに下がった遠藤。(C)Getty Images

 現地時間12月14日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第6節で、遠藤航が所属するリバプールが、町田浩樹がプレーするベルギーのユニオン・サン=ジロワーズと敵地で対戦した。

 すでに首位通過を決めているリバプールは大幅なローテーションを行ない、若手中心のメンバーを組んだなか、30歳の遠藤は最年長選手として公式戦3試合連続のスタメン出場。アンカーに入る。

 勝てばグループステージ突破の可能性があるユニオンSGの町田も3バックの左で先発し、日本人対決が実現した。

 2位に浮上するために点差をつけて勝利したいユニオンSGに序盤から押し込まれるリバプールは17分、町田の縦パスに抜け出したアムラに持ち込まれたシュートを浴びるも、GKケレハーが防ぐ。

 21分のピンチもニルソンのショットをケレハーが身体を使ってブロックしたが、32分にアムラに抜け出されて、ついに先制を許す。

 ボールを持つと厳しいプレッシャーを受けた遠藤は27分、遠藤のボールロストからピンチを招いたが、オフサイドに救われた。

【動画】遠藤のボールロストからあわやPK。VARに救われたシーン
 40分にCKを足下に収めたDFクアンサーが強烈な一撃でネットを揺らし、ファーストシュートで同点に追いついたリバプールは、その3分後にプエルタスに被弾。すぐに勝ち越しを許す。

 1点ビハインドで折り返したリバプールは、ハーフタイムに二枚替え。遠藤とコナテを下げて、フラーフェンベルフとゴメスを投入。週末のマンチェスター・ユナイテッド戦を睨んだ可能性もあるとはいえ、この試合でも精彩を欠いた日本代表MFは、5日前のクリスタル・パレス戦に続いて前半のみで交代となった。

 選手を入れ替えてもペースが上がらないリバプールは62分、再びプエルタスにネットを揺らされるも、オンフィールドレビューの末にアマニのハンドでノーゴールとなる。72分にも決定機を作られたが、アムラのシュートはケレハーが好セーブで阻止する。

 最後まで主導権を握られたリバプールはこのまま1-2で敗戦。町田がフル出場のユニオンSGは強豪を撃破したものの、2位のトゥールーズが勝利したため、3位でグループステージ敗退が決定した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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