先発復帰の古橋、序盤の絶好機を活かせず…フェイエ上田は入れ替わりで67分から出場。セルティックが劇的弾で意地の初勝利【CL】

2023年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

91分の決勝弾でフェイエノールトを2-1撃破

シュートを放つ古橋。(C)Getty Images

 現地時間12月13日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節で、最下位のセルティックと3位のフェイエノールトが、セルティック・パークで激突。前者でメンバー入りした日本人選手、古橋亨梧と岩田智輝は先発し、後者の上田綺世はベンチスタートとなった。

 すでに順位とCL敗退が確定済み同士の一戦は、立ち上がりからホームのセルティックが攻勢に出る。17分には3試合ぶりにスタメン復帰した古橋がタイミング良く裏に抜け出し、ペナルティエリア内で左足を振り抜くが、股を狙ったシュートは、GKバイロウに阻まれた。

 その直後にアクシデントが発生。岩田が負傷し、ベルナルドとの交代を余儀なくされる。

 22分には縦パスに反応したフェイエノールトのエース、ヒメネスがGKハートを冷静にかわし、ネットを揺らすも、オフサイドで得点は認められない。

 迎えた33分、CKの際にスケールズが倒され、セルティックがPKを獲得。これをパルマがきっちり決め、先制点を挙げる。
【動画】華麗なワンツーから奪った古橋のCL2戦連発弾をプレイバック
 以降も互いにビッグチャンスを作るが、両守護神のファインセーブもあり、スコアはなかなか動かない。

 67分にはフェイエノールトが状況を打開すべく、上田を送り込む。対してセルティックも同じタイミングで古橋に代え、オ・ヒョンギュを投入。日本代表FW対決は実現しなかった。

 その後も攻め合うなか、82分にヒメネスのアシストでミンテが叩き込み、フェイエノールトがついに同点に追いつく。

 勢いに乗ったオランダの名門は一気に逆転を目ざし、元イングランド代表の正GKが守るゴールに襲い掛かるも、勝ち越し点は奪えない。

 このまま試合終了かと思われたが、90+1分にショートコーナーからラーゲルビエルケがヘッドで押し込み、スコットランド王者が土壇場で勝ち越しに成功する。

 結局2-1でタイムアップの笛が吹かれ、セルティックが最終節で意地の今大会初勝利を挙げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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