【J1採点&寸評】福岡×横浜|狙い通りの福岡と、中村俊輔に救われた横浜。勝点1を分け合う

2016年03月06日 中倉一志

ウェリントンが2試合連続弾。チームコンセプトは表現できた。

【警告】横浜=齋藤(38分)、小林(43分)、喜田(57分)、ファビオ(90+1分)、仲川(90+4分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】中村俊輔(横浜)

【チーム採点・寸評】
福岡 5.5
立ち上がりの6分に先制。以後、相手にボールを持たせてカウンターを狙うサッカーを徹底。狙い通りに試合を進めていたのは福岡で、J1で戦える手応えを掴んだ。中村の直接FKはやむなし。
 
横浜 5.5
守りを固めた相手にボールを持たされ、効果的な攻め手を見出せず。中村のゴールに救われた。得点力不足は深刻。モンバエルツ監督は、G大阪に移籍した「アデミウソンの穴を埋め切れていない」と嘆いた。
 
福岡|採点・寸評】
GK
23 イ・ボムヨン 5.5
失点シーンはノーチャンス。ただし、サイドからのクロスに対して不安定な守備が散見され、今後に不安を残した。
 
DF
5 實藤友紀 6
落ち着いたプレーでピンチの芽を確実につぶし、相手に決定的なシーンを作らせなかった。
 
20 キム・ヒョヌン 6
スピードを活かしたカバーリングを披露。中村との連係もよく、チャンスを与えなかった。
 
2 濱田水輝 5.5
守備の時間が長くなるなか、落ち着いて最終ラインを統率。くさびのボールもケアした。直接FKを与えたファウルが悔やまれる。
 
18 亀川諒史 6
守備意識を高く保って背後のスペースをカバー。好機に積極的にサイドを駆け上がり、持ち味を発揮した。
 
MF
22 中村北斗 6
守備面での貢献度大。豊富な運動量を活かして好機も演出した。もう少し精度がほしかった。
 
15 末吉隼也 6
後半はプレー位置が下がったが、中盤で何度もピンチの芽を潰し、チームに落ち着きを与えた。
 
33 鈴木 惇 6(86分OUT)
攻守に渡ってハードワークし、奪ったボールをシンプルに前へ送る意図も感じられた。
 
10 城後 寿 5.5
運動量の豊富さは相変わらず。守備面での貢献度が光る。ただし、攻撃にパワーを使うことが出来なかった。
 
FW
7 金森健志 6(67分OUT)
高い守備意識で相手DFに自由な展開を許さず。何度も切れのあるドリブルで守備陣を慌てさせた。
 
17 ウェリントン 6.5
2試合連続ゴールをゲット。激しいマークを受けながらも、攻撃の起点を作るなど、存在感を発揮した。
 
交代出場
FW
11 坂田大輔 6(67分IN)
傾きかけていたサイドの主導権争いを落ち着かせた。流れを読んだプレーは、さすがベテラン。
 
FW
13 為田大貴 -(86分IN)
失点後にピッチに入るも、プレータイムが短く、目立った仕事はなかった。
 
監督
井原正巳 6
前節の守備面での課題を修正。結果は引き分けも、チームコンセプトを十分に表現させ、狙い通りの展開に持ち込んだ。

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※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

次ページ伝家の宝刀・直接FKでチームを救った中村をMOMに。

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