森保監督はなぜ20歳のGK野澤大志ブランドンを日本代表に招集?「経験ではなく…ギラギラしたものを見せてもらいたい」

2023年12月07日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

今季の第22節・C大阪戦で待望のJ1デビュー

FC東京で存在感を示す野澤。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会は12月7日、元日にタイ代表との親善試合に臨む日本代表のメンバーを発表。GKでは野澤大志ブランドン(FC東京)が初めて名を連ねた。

 クリスマス生まれで間もなく21歳となる野澤は、いわてグルージャ盛岡からFC東京にレンタルバックした今季、第22節のセレッソ大阪戦(1-0)で待望のJ1デビュー。そこから終盤にかけて10試合に出場し、飛躍のシーズンを過ごした。

 日本代表の森保一監督はメンバー発表会見で、継続してゴールを守っていた大迫敬介(サンフレッチェ広島)を選外にした理由とともに、パリ五輪世代のホープへの期待をこう語った。

「(大迫は)怪我で離脱ということで、このJリーグのオフにそこを治療する、回復させるために、クラブとのやり取りのなかで、メンバーには招集していないです。彼(野澤)は(FC)東京でも試合に出ていますし、オリンピック年代で大岩(剛)監督のもと、非常に力をつけているところで、J1の舞台での経験、これからの伸びしろを大きく期待して招集しました」
【PHOTO】2024年元日開催のタイ戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
 そのうえで指揮官は、野澤の経験を巡り補足。若手らしく、がむしゃらでギラギラした姿を見たいようだ。

「経験値はもちろん、浅いですけど。経験ではなく、自分が試合に出るというところ、ギラギラしたものを練習の時から見せてもらいたいなと思います」

 絶対守護神が不在のなか、同じくパリ五輪世代の鈴木彩艶(シント=トロイデン)、J1優勝メンバーの前川黛也(ヴィッセル神戸)との戦いを制し、一気に台頭なるか。そのためにはまず、森保監督の言うように、練習でギラギラしたものを見せたいところだ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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