冒頭の挨拶から立て続けに2回――30分の日本代表会見で感じた森保監督の執念。共にアジアカップを控える同志にエールも

2023年12月07日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「お互い日本サッカーファミリーとして」

日本代表メンバー発表会見に臨んだ森保監督。写真:鈴木颯太朗

 日本サッカー協会は12月7日、来年1月1日に国立競技場で行なわれるタイ戦に臨む日本代表のメンバー発表会見を実施し、森保一監督が出席した。

 およそ30分の会見を通じて感じたのが、森保監督の勝利への執念だ。親善試合とはいえ、1月14日から始まるアジアカップ前最後の実戦であるタイ戦に向け、指揮官は結果へのこだわりを強調した。

 それを象徴したのが、冒頭の挨拶だ。「今回のタイ戦でも勝利を目ざしつつ」「勝って、そして選手たちの頑張りを見ていただいて」と、立て続けに2回"勝利"に関するフレーズを用いることで、自身の覚悟を示した。
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 その後も「まずはこの試合で勝って喜んでいただけるようにベストメンバーで戦う」「基本的には(アジアカップの)初戦から勝利を積み重ねていけるように」「1戦1戦成長しながら勝っていく」「どんなアクシデントも乗り越えて勝っていく」と、度々口に。

 当たり前と言えば当たり前かもしれないが、鋭い眼差しで一戦必勝の姿勢を見せた。

 そんな大の負けず嫌いの指揮官は、同日のe日本代表のメンバー発表会見にサプライズで登場した際も、自分たちと同じくアジアカップを控えている仲間たちへ、力強くこうエールを送っている。

「一緒に日本を代表して、同じアジアカップを戦うと思いますので、お互い日本サッカーファミリーとして、アジアカップで優勝を目ざして頑張りましょう」

 親善試合、公式戦にかかわらず、そしてたとえそれが自分たちの戦いでなかろうと――。森保監督はいつ何時も勝利を求めている。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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