「代表の血の継承」森保監督が中村憲剛&内田篤人両コーチに期待!山本昌邦はCL4強を高く評価「SBの専門家は今いない」

2023年12月07日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

アジアカップへの帯同は?

ロールモデルコーチとして日本代表に帯同する内田氏(左)と中村氏(右)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会は12月7日、来年1月1日にタイ代表との親善試合に臨む日本代表のメンバー発表会見を実施。森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターが出席した。

 今回の活動には、元日本代表の中村憲剛氏、内田篤人氏がロールモデルコーチとして12月28日から30日までチームに帯同することも発表された。山本氏はその意図を問われ、こう説明した。

「2人は育成年代のロールモデルコーチとしても、ずっと活動してもらっています。内田篤人さんはサイドバックで、チャンピオンズリーグのベスト4でプレーした、本当にトップ・トップを知る人材の1人。我々のコーチングスタッフの中にサイドバックの専門家は今、いないということもあります。

 中村憲剛さんは育成年代、U-17を中心にずっとやってもらってきていますし、そういう意味では、継続的なところと、彼らの外から見た目、チームの中に入って様々な彼らならではの特長を我々のコーチングスタッフと一緒になって、日本全体の成長のために、活かしたいということで、現場からの要望もあり、今回こういう形になりました」
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 また、森保監督も両氏の経験を高く評価。「2人とも代表経験、トップ・トップの選手としての経験がある」と切り出し、次のように期待を込めた。

「代表の血の継承ということで、経験を我々コーチ陣と一緒に選手たちに伝えてもらい、日本のために戦うところ、そしてトップ・トップの選手になるための、技術も含めてノウハウを選手たちに伝えてもらえればありがたいなと。我々コーチングスタッフにとっても、彼らとのやり取りが、選手へのアプローチの幅、戦術の幅を広げ、良いコミュニケーションが取れるのではと思い、さらなるブラッシュアップのために彼らも招集しました」

 なお、2人のアジアカップへの帯同は、「今のところ考えておりません」と山本氏が明かした。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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