J最優秀若手から世界で通用する選手へ!21歳新潟MF三戸舜介の野望「海外に行きたい。意識は今年さらに強くなった」

2023年12月06日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

過去には南野拓実、浅野拓磨、田中碧らが弾みに

受賞式では半ズボンで注目を集めた三戸。「今日ここに来て初めてこの衣装を見た」と笑う。写真:滝川敏之

 Jリーグは12月5日、横浜アリーナで「2023 Jリーグアウォーズ」を開催。ベストヤングプレーヤー賞には、アルビレックス新潟のMF三戸舜介が輝いた。

 パリ五輪でも活躍が期待される21歳は、2021年に新潟でプロキャリアをスタート。当時J2だったチームで1年目から25試合に出場すると、翌年には6得点を挙げ、昇格に貢献した。J1初挑戦となった3年目の今季は、31試合に出場し4得点をマーク。うち2つ(13節の横浜F・マリノス戦、27節のガンバ大阪戦)は月間ベストゴールに選出された。

 記憶に残るシーズンを過ごしたとはいえ、ゴール数には物足りなさを痛感しているようだ。受賞式後の取材対応では、反省の言葉が度々飛び出した。

「4点しか取っていませんし。昨年も点を取れなくて悔しい思いをしたなかで、今シーズンを迎えたんですけど、やっぱ、そこの部分はまだまだだと思ったので、本当に悔しいです。ゴール前までは、上手くいけるようになったので、その後のフィニッシュの質を上げていくことがとても大切。4点中2点がベストゴールに選んでいただいて、本当に嬉しいですし、だからこそもっとゴールを取りたかったっていうのがあります」
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 3年目の成長としては「気持ち的なところ。自信がついてきたので、マリノス戦のゴールのミドルシュートだったり、そういうミドルシュートを思い切って打てるようになりました」と語る三戸は、今後のさらなる飛躍に向け、海外挑戦への強い想いを隠さない。

「やっぱ自分は本当海外に行きたいですし。それこそ行かないと、パリ(五輪)やA代表には入っていけないと思っているので、海外への意識は今年さらに強くなりました。自分は小さいんですけど、そういう小ささを活かして。クイックネスだったりは(相手が)多分ついてこれないとこもあるので、そういうところは活かしていきたいです」

 過去には南野拓実、浅野拓磨、田中碧らがベストヤングプレーヤー賞を弾みに、世界へ羽ばたいていった。三戸は「本当に素晴らしい選手たちが受賞されている賞なので、恥じないプレーヤーになっていかないといけない」と力を込め、まずは来季の二桁ゴール達成を誓う。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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