「もはや生命の危機を感じる。雪とか以前の問題」吉田麻也がJリーグの“秋春制移行”に見解!「とんでもない」と指摘したのは?【2023総集編】

2023年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マジョリティで言うと、変えたほうがいい」

Jリーグのシーズン移行について持論を述べた吉田。(C)Getty Images

 今年も残すところ1か月を切った。本稿では、2023年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、日本プロサッカー選手会の会長を務める吉田麻也がJリーグの"シーズン移行"に言及した記事を再掲する。

記事初掲載:2023年7月7日

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 元日本代表DFの内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』に、日本プロサッカー選手会の会長を務める吉田麻也がゲスト出演。Jリーグのシーズン移行について、持論を述べた。

 現在、小さくない議論となっている春秋制から秋春制へのシーズン移行について、選手会としては「マジョリティで言うと、変えたほうがいい。ただ、変えるためにはいくつかやることがあるよね、というのが全体(的な方向性)」と説明。「やること」にはやはり「雪国の対策」と挙げた。

 そのうえで、「個人的な見解」として、こう述べている。

「この暑さで試合をするのは、もはや生命の危機を感じる。無理。サッカー面で言うと、パフォーマンスがとか強度がとか言うけど、シンプルに危ない。これは雪とか以前の問題。J1とかはいいけど、J3とかは夏でも昼間にやっている。もっと言うと、アマチュアは一日2連戦とかやっている、暑い中で。これはとんでもないこと」

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 日本代表の前キャプテンは、「シーズン以降すると言うと、ガラッと変わるんじゃないかという感じが独り歩きしちゃってるんだけど、実際やっている時期は、現行と新しいプラン(7月最終週か8月第1週頃に開幕。5月最終週か6月第1週頃に閉幕。12月第3、4週頃~2月第1、2週頃までウインターブレイク)は1か月ぐらいしか変わらない。それを理解しなきゃいけない」と訴えた。

 Jリーグの特任理事を務める内田氏は、現在議論となっている点について、こう明かしている。

「ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)が日程をヨーロッパに合わせたのが大きい。変えないと、どっかで追いつけなくなる。できるできないというより、いつかしなきゃいけない。それを今なのか、後に延ばすのか、というのが話の中ではある」

 すると、吉田は「いつかやるんだったら、いつやるの。それは、(日本サッカー協会会長の)田嶋(幸三)さんがいて、(Jリーグチェアマンの)野々村(芳和)さんがいて、僕が選手会長をやっている時なんじゃないかなと思う」と主張した。今後の議論の行方に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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