“理不尽ゴール”と呼ばれる感想は? 浦和カンテに聞いてみた。公式戦12得点のストライカーは「時折、自分でも...」

2023年12月04日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「シーズンを通じて、そのようなあだ名がついたのでしょう」

札幌戦でも相手の脅威になったカンテ。写真:永島裕基

[J1第34節]札幌 0-2 浦和/12月3日/札幌ドーム

 浦和レッズは、12月3日に行なわれたJ1第34節で北海道コンサドーレ札幌と対戦し、2-0で勝利した。

 リーグ戦で4試合ぶりに勝点3を掴んだ一戦で、相手の脅威となったのがホセ・カンテだ。ポストプレーや意表を突いたロングシュートなど最前線で存在感を放ち、自慢の高さを活かして中島翔哉の挙げたチーム2点目の起点にもなった。

 33歳のFWは、今年3月に浦和に加入。リーグ戦ではチーム最多の8得点を挙げ、アジア・チャンピオンズリーグでは4ゴールをゲット。豪快かつ力感あふれるフィニッシュは、たびたび"理不尽"と称されることもある。

 そんなストライカーに試合後、「ゴールが凄すぎて、"理不尽"と言われていますが、どう思いますか?」と尋ねると、笑みを浮かべながら、こう答えた。
【動画】「『理不尽』な助っ人ストライカー!」レッズFWカンテの秀逸プレー集
「シーズンを通じて、そのようなあだ名がついたのでしょう。時折、ゴールに自分でも驚くことはあります」

 今季限りでの現役引退を表明しているカンテ。報道陣からも惜しむ声が聞かれたが、「神様はギフトを与えてくれる。キャリアを終えるのもギフトだと思います」と、穏やかな表情を浮かべる。

 そして、「まだ(12月12日開幕の)クラブ・ワールドカップの後に、(ギニア代表で)アフリカカップもある。それも僕のキャリアのラストポイントです」と語った。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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