「複数のポジションをこなせないと」南野拓実、本命不在の左サイドでプレーも? 大暴れした前回2次予選との1番の違いは…

2023年11月20日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

ミャンマー戦で2Aも「参考にしづらい。どっちかというと…」

直近のミャンマー戦ではインサイドハーフで先発した南野。(C)SOCCER DIGEST

 日本代表は11月19日、シリア戦(北中米ワールドカップ・アジア2次予選)に向け、サウジアラビアでトレーニングを行なった。

 報道陣に公開した45分の中で、左右からのクロスに合わせる練習も実施。直近のミャンマー戦(5-0)ではインサイドハーフで先発した南野拓実は、三笘薫の離脱で本命が不在の左サイドに入る場面もあった。

 南野は練習後、同サイドでのイメージを問われると、自身の特徴を踏まえ、次のように語った。

「僕が張って受けて何かするより、中で、中の選手と関わってのプレーが多分、僕が入った時には求められることだと思うし、自分が得意としていることなので。そのなかで良いプレーを出せればいいかなと。でも、仕掛けたり、相手のディフェンスラインを下げるところは、必要な時はしっかりプレーできればいいかなと思っています。

 今回もアクシデントとか、怪我人が出たりとかがあるし、アジアカップとかを想定したなかで、複数のポジションをこなせないと、試合数が多い短期決戦では、難しい部分もあるので、良い準備ができればいいかなと」
【動画】南野が再びお膳立て!上田のハット達成弾
 7試合連続ゴールも決め、主軸として大活躍した前回の2次予選からは、メンバーが大きく変わった。「1番感じている違い」については、「難しいっすね」と少し間を置いてから、こう答えた。

「単純に選手が入れ替わって、各ポジションの競争の激しさは、前回以上だと思うし。本当に色んなポジションに良い選手がいて、実績のある選手がいるので、そこが1番大きい違いかなと思います」

 ミャンマー戦で2アシストをマークするも、「参考にしづらいゲーム。ずっと押し込んでたし。勝って当たり前とみんなが思っている試合だったから、どっちかというと次の試合」とシリア戦へ力を込めた南野。次はネットを揺らし、再び連続ゴール記録を始めたいところだ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

日本代表のシリア戦スタメンは"ほぼ"明らかに。ただ、ひとつだけ「謎のポジション」がある
 

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