【J1】鹿島・石井監督の采配ズバリ! 交代出場の19歳、鈴木優磨がG大阪を沈める決勝ヘッド!

2016年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ともに交代出場のカイオから鈴木が殊勲の決勝点!

サイドでのマッチアップを繰り返したG大阪の米倉(14番)と鹿島の中村(13番)。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグの開幕戦は2月28日に残りの1試合、G大阪対鹿島が市立吹田サッカースタジアムで14時にキックオフされた。

【J1 PHOTOハイライト】 G大阪 0-1 鹿島
 
 G大阪は4日前のACL・水原戦からスタメンを大きく入れ替え、パトリック、宇佐美がベンチスタート。一方の鹿島は、怪我で出場が危ぶまれた柴崎が先発出場した。
 
 この2月に完成したばかりのサッカー専用の新スタジアム。スタンドは3万人超のファン・サポーターで埋め尽くされた。素晴らしい雰囲気の中で、立ち上がりから両チームが白熱の攻防を展開する。
 
 鹿島は2月に完全移籍で再加入した金崎や中村が果敢な仕掛けを見せてG大阪ゴールに迫った。6分には右サイドを突破した金崎が中央へクロスを入れると、赤崎が右足でゴールネットを揺らし、鹿島が先制したかに思われたが、ここはオフサイドを取られノーゴール。さらに33分には中村が米倉との1対1を制して左サイドを突破。そのまま持ち込み、シュートを選択したが、枠を捉えきれず。
 
 一方のG大阪も、今季ともに横浜から加入したアデミウソンと藤本のコンビでビッグチャンスを作り出す。41分、アデミウソンが左サイドから中央へ入り込み、藤本にラストパス。走り込んできた藤本がダイレクトで狙うが、クロスバーを直撃し、ゴールはならなかった。
 
 前半をスコアレスで折り返すと、後半はさらに球際の戦いもヒートアップ。アデミウソンの足技と植田のフィジカルを活かしたディフェンスのマッチアップなど、見応えのある展開が続く。
 
 52分にはCKから植田がドンピシャのヘディングシュートを放つが、ここはGK東口の正面を突いた。G大阪も66分にカウンターから藤本がコースを突いたシュートを放つものの、GK曽ヶ端の好セーブに阻まれた。
 
 G大阪は66分に大森に代えて宇佐美を投入。一方、鹿島は69分にカイオと鈴木優磨を同時投入して勝負をかける。
 
 そしてこの采配が奏功したのは鹿島だった。72分、リズムよくパスをつないでカイオが左サイド深くに侵入すると、中央へ丁寧なクロスを送り込む。これを飛び込んだ鈴木が相手DFと競り合いながらも頭ひとつ抜け出たヘディングシュートで豪快に叩き込む。鹿島が先制に成功した。
 
 1点ビハインドとなったG大阪は、終盤に入り切り札の倉田を投入し、猛攻を仕掛けるが、鹿島DF陣の身体を張った守備とGK曽ヶ端の好セーブもあり得点はならず。結局、アウェーの鹿島が1-0で開幕戦を勝利で飾った。
 
 
 
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