【J1展望】1stステージ・1節|神戸-甲府|好連係を見せる神戸の3トップが甲府の堅守を崩せるか

2016年02月27日 サッカーダイジェスト編集部

神戸――中盤3枚の出来が勝敗を分ける。

故障者/神戸=高橋祥 甲府=石原、橋爪
出場停止/神戸=なし 甲府=なし

J1リーグ1stステージ・1節
ヴィッセル神戸-ヴァンフォーレ甲府
2月27日(土)/15:00/ノエビアスタジアム神戸
 
ヴィッセル神戸
2015年リーグ成績:12位 勝点38 10勝8分16敗 44得点・49失点
 
【最新チーム事情】
2月21日の岐阜とのプレシーズンマッチで見せた4-3-3が今季の基本布陣になる見込み。
●CBでは負傷中の高橋祥に代わり伊野波が先発するか。
●村松、藤田、三原で組む中盤の構成力が鍵に。
 
【担当記者の視点】
 プレシーズンでこなしたテストマッチは2試合で、2月13日の鳥取戦は非公開だったため、2月21日の岐阜戦でようやく新シーズンの形が見えてきた。システムは今季から導入する4-3-3となる見込みだ。
 
 中盤ではアンカーに新戦力の村松が入り、その前に藤田と三原が並ぶ。ただ、岐阜戦では3人の連動性が乏しく、相手選手を捕まえ切れないなど、不安定さを露呈した。甲府戦ではこの3人のバランス取りが重要になる。
 
 一方、攻撃面では「奪ったら素早く攻める」(渡邉)と、前から相手にプレッシャーをかけ、ショートカウンターを狙う意識は統一されている。岐阜戦でも相手のミスではあったが、ボール奪取から素早くつなぎ、渡邉が決勝ゴールを決めた。渡邉、石津、レアンドロの前線3枚が好連係を見せている点はプラス材料だ。
 
 甲府は引きながら一発のカウンターを狙ってくるはずで、安易なボールロストに気を付けつつチャンスを窺いたい。
 

次ページ甲府――唯一の光明は、昨季から継続する堅守の出来。

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