【J1展望】1stステージ・1節|G大阪 – 鹿島|柴崎が離脱中の鹿島に対し、G大阪はホーム“初勝利”なるか

2016年02月27日 サッカーダイジェスト編集部

G大阪――目下の課題は、アデミウソンや藤本ら新戦力をいかに組み込むか。

故障者/G大阪=なし 鹿島=柴崎、ファン・ソッコ
出場停止/G大阪=なし 鹿島=なし

 
J1リーグ1stステージ・1節
ガンバ大阪 - 鹿島アントラーズ
2月28日(日)/14:05/市立吹田サッカースタジアム
 
ガンバ大阪
2015年リーグ成績:2位(年間) 勝点63 18勝9分7敗 56得点・37失点
 
【最新チーム事情】
●開幕の鹿島戦が、今季から本拠地となる市立吹田サッカースタジアム初の公式戦に。
●25日のACL初戦・水原三星戦(韓国)は0-0の引き分け。スーパーカップの広島戦(20日)にも1-3で敗れ、新シーズンは2戦勝ちなし。
●水原三星戦では、遠藤がACL8度目の挑戦で初めて開幕スタメン外に。過密日程を見据えて、長谷川監督はローテーションも視野に入れる。
●負傷で出遅れていたDF西野、岩下はすでに練習試合で復帰。20日のスーパーカップから続く8連戦中の復帰が見込まれる。
 
【担当記者の視点】
 20日のスーパーカップで広島に1-3で敗れると、23日のACL初戦・水原三星は敵地で0-0のスコアレスドロー。いまひとつ波に乗れない状態が続いているが、長谷川監督は「今は苦しまなければいけない時期」と語る。
 
「なかなか初めから上手くはいかない。チームが変わろうとする時は、どうしても変化の前の苦しさはあると思うし、今は新しい血を入れながら、ガンバ大阪がもうひとつレベルアップするために苦しまなければいけない時期。ここを乗り越えたら、チームとしてまたひとつレベルアップできると思います」
 
 目下の課題は、アデミウソンや藤本ら新戦力をいかに組み込むか。開幕戦では、トップ下にアデミウソン、右サイドハーフに藤本を置く4-2-3-1が濃厚。スーパーカップ後、「去年のメンバーを入れたら上手くいくのは分かり切っている」と語ったように、阿部や倉田は計算が立つだけに、無難に入るならば"既存戦力"の先発も十分にあり得る。
 
 試合の主導権を握るうえで、中盤の攻防がポイント。今野と遠藤の鉄板コンビで中盤が安定すれば、迫力ある仕掛けにつながるはず。「良いボール回しをして、もっと良い形を」(今野)という想いを体現したい。

次ページ鹿島――ジネイを軸に、堅実な戦いで勝点3を狙う。

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