［J２第41節］清水 ４－０ 大宮／11月４日／IAIスタジアム日本平

　大宮アルディージャは11月４日、J２第41節で清水エスパルスと敵地で対戦。開始２分に先制されると、45＋６分に追加点を奪われる。後半にも２失点し、０－４で敗れた。

　この結果、最終戦を残して、J３自動降格圏内の21位が決定した。

　試合後の取材に応じた原崎政人監督は「前半、清水さんに気持ち良くサッカーをさせてしまった。準備を含めて選手はよくやってくれたけど、僕の力が足りなかった」と振り返った。

　質の高い選手を揃える清水に対し、テンポの良いパスワークなどで対抗しようとしたが、「できなかったのは監督のせい」と語る。

　クラブワーストの21位という結果については、こう悔やんだ。
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「申し訳ないの一言。順位を上げられなかったし、ファン・サポーターに良い試合を数多く届けられなかった。悔しい」

　チケットが完売となった一戦で、アウェーながら大宮のゴール裏観客席も満員だった。試合終了後、大きなブーイングは飛ばなかった。これについて尋ねると、指揮官はこう述べた。

「ブーイングの有無は関係なく、申し訳ない気持ちしかない。今シーズンも一緒に戦っていただけたし、厳しい部分もあるけど、それでもスタジアムに足を運んで、来てくれる。ファン・サポーターの思いに、返さないといけなかった。心が痛い。本当に申し訳ない」

　厳しい現実を突きつけられた大宮。最終節は11月12日、J１昇格を目ざす東京ヴェルディをホームに迎える。

取材・文●野口一郎（サッカーダイジェストWeb編集部）

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