【J1展望】1stステージ・1節|FC東京-大宮|かつて甲府でタッグを組んでいていた城福監督と渋谷監督の“師弟対決”。怪我人続出のFC東京はこの苦境をどう乗り切るか

2016年02月27日 サッカーダイジェスト編集部

FC東京――室屋、駒野が負傷。急造の最終ラインはどこまで機能するか。

故障者/FC東京=室屋、駒野、ハ・デソン、佐々木、石川、林、平山 大宮=江坂、黒川、藤沼
出場停止/FC東京=なし 大宮=なし

J1リーグ1stステージ・1節
FC東京-大宮アルディージャ
2月27日(土)/19:00/味の素スタジアム
 
FC東京
2015年リーグ成績:4位 勝点63 19勝6分9敗 45得点・33失点
 
【最新チーム事情】
●室屋が左足ジョーンズ骨折。全治3~4か月の見込み。
●1-2敗れたACL・全北現代戦で左SBの駒野が負傷。大宮戦はMFの橋本を右SBにコンバートし、左に徳永を回す可能性が高い。
●MFのハ・デソンもコンディション不良で開幕戦に間に合わない模様。米本と2ボランチを組むのは高橋か梶山になりそう。
 
【担当記者の視点】
 ルーキーの室屋、ベテランの駒野とSBの新戦力を次々と怪我で失う緊急事態。大宮とのホーム開幕戦では守備力に長けたMF橋本が最終ラインの一角を担うはずだが、急造の最終ラインが機能するかはやや疑問。先に失点するようだと、苦しい展開を余儀なくされるかもしれない。
 
 守備の不安を解消する意味でも攻撃的な姿勢を貫きたい。そこでキーマンとなるのはサイドのふたり、水沼と東だろう。新司令塔と目されたハ・デソンをコンディション不良で欠く中盤センターは、例えば米本と高橋がコンビを組めばディフェンス色が濃くなるため、やはりサイドで主導権を握れるかは重要になる。
 
 前線では公式戦2試合連続ゴールの阿部に期待。スルスルと抜けて行くドリブル、思い切りの良いフィニッシュワークは異彩を放っており、大宮戦でも攻撃にアクセントをつけてくれるはずだ。
 
 城福監督と渋谷監督は、甲府時代に監督、ヘッドコーチの間柄だった。いわゆる"師弟対決"で城福監督は意地を見せられるか。怪我人続出の苦境を勝利という良薬で乗り切りたい。

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