「カマダの新たな始まり」出番激減の鎌田大地、たった20分間で示した“クオリティ”を地元メディアは称賛!「サッリもパフォーマンスを気に入った」

2023年11月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すぐに溶け込んだとの印象を与えたが...」

短い出場時間で好印象を残した鎌田(C)Getty Images

 スタメン復帰はなかった。だが、23分間のパフォーマンスは今後への希望となるだろうか。

 ラツィオの鎌田大地は10月30日、セリエA第10節のフィオレンティーナ戦で後半67分から途中出場した。ラツィオ専門サイト『Cittaceleste』は、ターニングポイントの一戦になるかもしれないと報じている。

 開幕から4試合連続でスタメンに名を連ねた鎌田は、王者ナポリとの一戦では移籍後初ゴールでチームを勝利に導いた。だが、以降は出場機会が減少。セリエAでは6試合連続でベンチスタートとなり、チャンピオンズリーグでもグループステージ第3節で出場機会がなかった。

 フィオレンティーナ戦もベンチでキックオフを迎えた鎌田だが、スコアレスで迎えた終盤、ルイス・アルベルトに代わる左インサイドハーフとして途中出場。右サイドのフェリペ・アンデルソンに見事なスルーパスを通すなどし、地元メディアからまずまずの評価を受けている。

【動画】王者ナポリから左足で鮮烈弾!鎌田大地の移籍後初ゴール
Cittacelesteは「(鎌田の)インパクトは不思議だった」と報じた。

「ナポリ戦で非常に素晴らしいゴールを決め、すぐに溶け込んだとの印象を与えた。だが、サッリはそれから魔法の方程式となる中盤を有利にするために、少し彼の影を薄くした。中盤のバランサーとして、彼の代わりに(マテオ・)ゲンドゥジが入ったのだ」

「(フィオレンティーナ戦で)サッリが与えたのは約20分。その中で、日本人は自分のクオリティを少し示した。走りやつなぎ、縦へのプレーだ。フェリペ・アンデルソンに通したパスは、もっとうまく扱ってシュートにつなげられたはずだった。(チーロ・)インモービレへのスルーパスも悪くなかった。そして力を惜しまぬデュエルも多かった」

 同メディアは「サッリもパフォーマンスを気に入った」と、試合後に指揮官が鎌田を称賛したことを伝えたうえで、「すべてが、カマダにとって新たなリーグ戦の始まりとなるかもしれないと考えさせる」と続けた。

 ここまで新たな環境で難しい状況が続いている鎌田だが、これから事態を好転させていけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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