「恥知らずな男に厳罰だ!」女子W杯の“キス事件”で猛批判されたルビアレス前会長にFIFAが3年間資格剥奪の最終処分を通達!

2023年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「FIFAは総合的に判断したのだ」と英紙

軽率な振る舞いで世界中からバッシングを受けたルビアレス前会長。はたしてどのようなリクションを起こすのか。(C)Getty Images

 世界のサッカーシーンを揺るがせた一大騒動に新たな展開だ。

 事の発端は現地8月20日、オーストラリア&ニュージーランド共催の女子ワールドカップ決勝の試合後に起きた。スペイン女子代表がイングランドを1-0で下して悲願の初優勝を飾って歓喜に沸くなか、スペイン・サッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長がチームのFWジェニファー・エルモソの頭を両手で掴んで、なんと口にキスをしたのだ。
【動画】世界中から非難を浴びた"キス事件"の決定的瞬間! 来賓席で股間を掴むルビアレス氏の姿も…

 この行き過ぎた振る舞いは瞬く間に非難の対象となり、大バッシングが巻き起こる。それでもルビアレス会長は「辞意はしない。最後まで戦う」と強硬に主張。あのキスは「お互いに共感し合って、興奮状態にあるなかで同意したもの」と説明し、キスを求めたところ、エルモソから「OK」をもらったと言い張って、火に油を注いだ。

 エルモソは猛然と反論。「自分は弱者であって暴行の被害者。キスに同意する間などなかった」と真っ向から否定した。スペイン・女子サッカー選手会の「Futpro」も動き、今大会に出場したスペイン女子代表選手ら全員を含むおよそ80名が、「ルビアレス会長が辞任しないかぎり、国際ゲームには出場しない」とボイコットを宣告。スペイン内外で女性たちによる怒りの声が噴出し、さらにはサッカー界以外からも非難が殺到すると、9月10日になってついにルビアレス会長は辞意を表明した。
 
 事件発生からほどなくして、FIFA(国際サッカー連盟)はルビアレス氏に対して90日間の職務停止を言い渡していたが、10月30日に最終的な裁定を発表。FIFA規律委員会は「規律規程13条に抵触したため、ルビアレス氏は今後スペイン国内のみならず国外においても、3年間に渡ってサッカーに関わる活動に従事する資格を剥奪される」と通達した。

 英紙『Daily Mail』は「FIFAが恥知らずな男に厳罰だ!」と題してこのニュースを取り上げ、「エルモソの一件もそうだが、ルビアレスは決勝戦の最中に来賓席で興奮して股間に手を当てる仕草もしている。FIFAはあらゆる点を総合的に判断したのだろう」と分析。そのうえで「ルビアレスにはFIFAの上訴委員会に不服申し立てをする権利がある。以前、『断固として戦い抜く』と話していたため、このまますんなりとは終わらないはずだ」と予測している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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