［J１第31節］柏１－１川崎／10月29日／三協フロンテア柏スタジアム
 
　Jリーグは10月29日、J１第31節の柏レイソル対川崎フロンターレを開催。１－１のドローで決着した。

　川崎は40分、カウンターから山田雄士に決められ、先制を許す。54分には遠野大弥が一発退場で数的不利となるも、70分に見事な連係から橘田健人がネットを揺らし、同点に。ことまま終了し、痛み分けに終わった。
【PHOTO】川崎の出場16選手＆監督の採点・寸評。後半開始から登場→９分で一発レッドの遠野、失点につながるパスミスの瀬古は悔しいゲームに。橘田、脇坂らはよく走った

▼川崎のチーム採点「5.5」
　タイでのACLのゲームから中４日で、疲労もあったのだろう。序盤からテンポが上がらず、残留を目ざす柏に押され、40分には瀬古樹がパスを奪われると、カウンターから失点する苦しい内容を強いられた。

　後半も開始から投入された遠野が、コントロールが乱れたボールを取り返そうとスライディングしたプレーがVAR判定を経て一発退場になるアクシデントにも見舞われ、何度もピンチを迎えた。

　そのなかで同点弾の橘田や脇坂泰斗らが懸命に走り切り、なんとか勝点１を獲得。長期離脱中だったCBジェジエウの先発復帰、CFバフェティンビ・ゴミスのコンディション向上などは収穫と言えそうで、苦しいながら勝点を得た点も評価すべきなのかもしれないが、チームとしてのクオリティアップが求められる内容となった。

　柏は12月９日の天皇杯決勝で対戦する相手。今回の一戦を反省材料にしたいところだろう。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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