「最後に笑ったのはリバプールだ」遠藤航で正解だった!地元紙が“カイセド強奪”のチェルシーに痛烈皮肉「夢の移籍はすでに悪夢」

2023年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「争奪戦に勝利したかに見えて歓喜しただろう」

カイセド(右)をチェルシーに強奪されたリバプールが獲得したのが遠藤(左)だった。(C)Getty Images

 リバプールの遠藤航は、10月26日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)のトゥールーズ戦(グループステージ第3節)で躍動。得意のヘッドで勝ち越し点を奪えば、ボール奪取や前線への配給でも貢献し、5-1という大勝の原動力のひとりとなった。

 この活躍を受け、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は「モイセス・カイセド移籍でリバプールが最後に笑う。チェルシーは自分たちだけを責める」と題した記事を掲載。「リバプールはおそらく長期的にファビーニョの代役となる選手と契約する必要があるが、モイセス・カイセドをチェルシーに逃したことを後悔するつもりはない」と伝えた。

 リバプールが遠藤を電撃的に獲得したのは、ブライトンに1億1100万ポンド(約198億円)のオファーをしていたカイセドやサウサンプトンのロメオ・ラビアを契約目前でチェルシーに奪われたからだった。だが、前者は精彩を欠き、後者は怪我で戦力になっていない状況のなか、1620万ポンド(約29億円)で手中にした日本代表MFがようやく結果を出したことで、留飲を下げたようだ。

「チェルシーのファンは、争奪戦に勝利したかに見えて歓喜しただろう。2か月半後、彼らが勝利を収められなかったのは明らかで、最後に笑って楽しんでいるのはレッズであると判明した」

【動画】現地メディアも絶賛!遠藤のリバプール初ゴール!
 同紙は「カイセドの夢のような移籍はすでに悪夢のようなものになりつつある。チェルシーではこれまでプレミアリーグで8試合に出場し、うち7試合は先発しているが、PKを失点し、ゴールの責任を問われ、ブライトンで何度も記憶に残るプレーを繰り返したように、独力で中盤を支配することはできなかった」と皮肉っている。

 記事は、「一方、(リバプールの)中盤に新たに加入した4選手は全員、すでにその価値を十分に証明している」と主張。「エンドウは確かにイングランドのサッカーに適応するのに少し時間がかかっているが、木曜日の夜にリバプールがトゥールーズを5-1で破った際のゴールで締めくくられた印象的なパフォーマンスが示すように、正しい方向への歩みを続けている」と続けた。

『Liverpool Echo』は「必要なあらゆる手段を使って『移籍市場で勝つ』のは十分に良いことだが、それをピッチ上で果たせなければ意味がない」と痛烈な言葉で締め括っている。

 チームも不調なチェルシーサイドは、ほぞを噛む思いかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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