［J１第31節］京都 ０－１ 新潟／10月28日／サンガスタジアム by KYOCERA

　アルビレックス新潟は10月28日、J１第31節で京都サンガF.C.と対戦し、１－０で勝利を収めた。

　立ち上がりからお互いにチャンスを決め切れず、膠着状態となった試合は34分、新潟が右サイドでFKを獲得。高木善朗のピンポイントクロスに、ファーサイドに走り込んだ渡邊泰基が反応し、左足で流し込んで新潟が先制。終盤には京都に押し込まれる時間が続くも、最後まで粘り強く守り切った。

　新潟はこれでリーグ戦６試合無敗と好調を維持。自身の決勝ゴールを「当てるだけだった」と振り返った渡邊は、勝点を取りこぼしがちだったリーグ前半戦に触れ、チームの成長を語った。

「勝負弱いイメージはあったのかなと思いますけど、どの相手でも取りこぼしはしちゃいけないと思っています。勝てない試合はないので、そういう意味ではチームが勝利というところに、ひとつになって向かってこれているのかなと思います」
【動画】セットプレーから渡邊が流し込んだ先制点！

　また、状況を瞬時に判断し、繋ぐサッカーだけではなく、自ら攻撃の形を変えられる柔軟性もチームに生まれてきたと述べた。

「試合や相手に応じてロングボールも使いますし、スタイルを変えるのではなくて、シンプルにやるところはシンプルにやる、という使い分けができるように」

　渡邊は続けて、しっかりとリードを守り切った京都戦の出来に、「今日は間違いなく、チームプレーとして全員が共有できていた」と手応えを示した。

　今季も残り３試合。24歳のDFは「勝点にこだわって、少しでも上の順位に上げて、来季に繋げたいと思います」と気を引き締めた。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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