【アーセナル 0-2 バルセロナ|採点&寸評】次ラウンド進出を大きく引き寄せる2ゴール! メッシが最高殊勲者だ

2016年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

割り切っての守勢は前半こそ奏功も、結果は痛恨の2失点…。

(C) SOCCER DIGEST

【アーセナル|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6
相手に倍近くのボールポゼッションを許すも、割りきって守勢に回り、カウンターに活路を見出した。前半は運動量で相手を上回って試合をコントロールしたものの、運動量が落ち、やや前がかりになった後半は「MSN」を自由にし、貴重なアウェーゴールを許してしまった……。
 
監督 アーセン・ヴェンゲル 6
守備に人数と時間を割くという開き直った采配については一定の評価ができるものの、守りきれず、満を持して切った交代策も不発に終わった。
 
【アーセナル|選手採点・寸評】
GK
33 ペトル・チェフ 6
後半開始早々のネイマールの決定機を平然とシュートストップをするなど、安定したセーブを披露した。
 
DF
ペア・メルテザッカー 6
ゴール前で壁となり、相手のシュートをことごとくブロックするも、82分には不用意な処理からPK献上の原因となった。
 
ローラン・コシエルニー 5.5
タイトな守備でマークについたスアレスと激しくマッチアップするも、失点シーンでは決定的なパスを許すなど、我慢強さに欠けた。
 
24 エクトル・ベジェリン 6
攻撃参加はほとんどなかったものの、ネイマールのマークについた際には、持ち味のスピードを活かした守備で決定的な仕事をさせなかった。
 
18 ナチョ・モンレアル 5.5
絶妙な間合いの守備とラムジーとの連携でバルサの分厚い攻撃に対応するも、71分の失点シーンでは、マークに付いていたメッシをフリーにしてしまった。
 
MF
34 フランシス・コクラン 5(82分OUT
時折、最終ラインに加わり、ゴール前の守備にも顔を出してMSNのケアに当たるも、ビルドアップではパスカットをされるなどミスが目立った。
 
16 アーロン・ラムジー 6
終始、守備に時間を割いたものの、コンビを組んだコクランとともに中央を閉めて、バルセロナの攻撃のスイッチとなる縦パスを絶つなど、それなりの存在感を見せた。
 
15 アレックス・チェンバレン 6(50分OUT
22分にカウンターから、ゴール前でフリーとなって決定的なチャンスを迎えるも、GKの正面に蹴り込んでしまい……。マスチェラーノとの接触で傷つき、途中交代を余儀なくされた。
 
11 メスト・エジル 5.5
自陣に下がって守備に参加する献身性を見せるも、本来の攻撃性は敵ゴールから遠すぎるがゆえに発揮できず、存在感も気薄だった。
 
17 アレクシス・サンチェス 6.5
古巣対決に燃えていたのか、持ち前のスピードからカウンターの起点になり、前半は度々チャンスを創出。守備でも背後に位置するメッシのケアに奔走した。
 
FW
12 オリビエ・ジルー 6(72分OUT
ゴール前でボールを収められるシーンが少なく、持ち味を活かせなかったものの、59分にはマスチェラーノに競り勝って決定的なヘディングシュートを放ち、存在感を示した。

交代出場
14 セオ・ウォルコット 5.5(50分IN
後半の早い時間帯からピッチに立ったが、攻守において中途半端なプレーに終始し、チームの勢いを止めしまった印象。
 
23 ダニー・ウェルベック 6(72分IN
持ち前のスピードを活せるシーンはほとんどなかったが、ヘディングの落としからラムジーの決定機を演出するなど、高さでは見せ場を作った。
 
20 マテュー・フラミニ ―(82分IN
投入直後のプレーでメッシを引っかけてしまい、PKを献上。決定的な2点目を許してしまった。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページバルサは持ち味を発揮し、敵地で2点差完封という最高の結果。

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