“懲罰交代”に号泣した北朝鮮女子代表の第1GKがパリ五輪予選で再招集!中国メディアは「慣例なら外れるはずだが…」と驚き

2023年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

アジア大会で日本を「素晴らしい」と絶賛した監督も指揮継続

五輪予選に臨む北朝鮮女子代表。22名の平均年齢はアジア大会からさらに若い「21歳台」となった。(C)REUTERS/AFLO

 いよいよ10月26日にスタートする女子サッカーの「パリ五輪アジア2次予選」。日本はベトナム、ウズベキスタン、インドと同居するC組(ウズベキスタン開催)を戦い、首位かベスト2位に入れば、来年2月の最終予選に駒を進める。アジアに割り当てられた出場枠はわずかに「2」だ。
【画像】日本戦の大量失点で"懲罰交代"を命じられ、ベンチで号泣するGKキム・ウンヒ

 一方、最激戦区となっているのがB組(中国開催)で、中国、韓国、北朝鮮、タイが居並ぶ。とりわけ先のアジア大会でおよそ4年ぶりに国際大会に復帰した北朝鮮女子代表は、決勝で日本に1―4と大敗したものの堂々たるパフォーマンスで銀メダルを獲得。元アジア女王の実力をいかんなく発揮した。

 そんななか、開催地である中国の地元メディア『TITAN SPORTS』が北朝鮮女子代表の招集メンバーに注目した。「アジア大会から4選手が入れ替わったが、意外な招集と落選があった」と報じている。

 アジア大会決勝で記憶に新しいのは、北朝鮮ベンチによる"懲罰交代"だった。立て続けの失点で緩慢な対応をみせてしまったのが、第1GKのキム・ウンヒ。4失点目を喫した直後の74分に突如交代を命じられ、ベンチで号泣する姿が中継映像に映し出された。日本国内でも「懲罰交代はやりすぎだ」「むごすぎる」「可哀そう」といった声が上がったほどだ。

 リ・ユイル監督は試合後に「ゴールキーパーの動きに明らかな欠陥があった」と手厳しい意見を述べており、キム・ウンヒの五輪予選での再招集は難しいのではないかとみられていたが…。『TITAN SPORTS』は「アジア大会で浮き沈みが激しく、日本との決勝で途中交代を命じられたキム・ウンヒも遠征メンバー22名に名を連ねた」と報じ、「過去の慣例なら外れるはずだったが、やはり必要な戦力とみなされたのだろう」と続けている
 
 アジア大会の決勝後に日本のサッカーを珍しく「素晴らしい」と絶賛したリ・ユイル監督も、その指揮官と大口論を展開したGKコーチも遠征メンバー入り。一方で『TITAN SPORTS』は「アジア大会でもっとも輝きを放っていたキャプテンのウイ・ジョンシムが招集外となった。これはかなりの謎である。あとの3名の入れ替えに疑問はない。代わって入った選手たちのうち3名は20歳前後で、北朝鮮の平均年齢は22歳台から21歳台となり、さらに若返った」と伝えている。

 そして最後に『TITAN SPORTS』は「選手・スタッフら33名で構成される北朝鮮は22日に廈門(アモイ)入りした。アウェーチームのどこよりも早い到着で、かなり気合が入っているようだ」と記している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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