ナポリにとってもミランにとっても痛恨のドロー。本田のクロスが同点弾に繋がる

2016年02月23日 白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

ナポリが先制に成功したものの、ミランはわずか5分で同点に追い付く。

ナポリ対ミラン戦の結果&フォーメーション。

 現地時間2月22日のセリエA26節、ナポリ対ミランの一戦は1-1の引き分けに終わった。
 
 ホームのナポリは今シーズンで14度目となるお馴染みの11人がスタメン。一方のミランは発熱した守備の要ロマニョーリに代わってサパタがCBに入り、故障から復帰したクツカがセントラルMFに入った。
 
 序盤からトランジションを繰り返すハイテンポな展開に。両チームとも少ないパスで手数を掛けずに敵ゴールに迫った。しかし、いずれもラスト30メートルで敵ディフェンスの網にかかり、なかなかシュートまで持ち込めない。
 
 ナポリにようやくチャンスらしいチャンスが生まれたのは20分、アランのスルーパスにイグアインが反応してシュート。しかしこれは、なんとか食らいついたサパタにブロックされた。
 
 ナポリは30分にもペナルティーエリアでイグアインがインシーニェからの縦パスを受けて、振り向きざまにシュート。これは寄せていたアレックスに防がれた。35分には再びイグアインが、3人を相手にしてシュートに持ち込むなど徐々にペースを掴んでいく。
 
 そんな中で39分、ナポリがついに先制する。左サイドで本田の足に当たったボールをグランが拾い、即座にインシーニェに渡すとペナルティーエリア外からミドルシュート。アバーテに当たってコースが変わった影響でミランのGKドンナルンマもタイミングを掴めず、ボールはサイドネットに吸い込まれた。
 
 しかしミランは44分、わずか5分で早くも同点に追い付く。ここまでは守備に追われてまったく攻撃に絡めていなかった本田が、フリーの状態で右サイドから中央のバッカとニアングを目がけてクロス。これはクリバリに頭でクリアされたが、後方から走り込んだボナベントゥーラが右足のダイレクトで叩き込んだ。

次ページ「攻めるナポリ」対「守るミラン」という構図は不変。

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