青森山田高の元10番ストライカーの現在地。法政大FW小湊絆は1年生ながら結果を残すも、慢心の二文字は無い

2023年10月29日 藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分に対して100パーセントでプレーできている」

果敢に仕掛けて、ゴールを狙う小湊。(C)SOCCER DIGEST

 昨年度は青森山田高で10番を背負い、高校サッカー選手権大会で活躍したストライカーは今、法政大で成長を続けている。

 今年、青森山田高を卒業し、法政大へ進学した小湊絆。1年生ながら関東大学サッカーリーグの前期途中から出場機会を得ると、13試合・4ゴールをマークしている。さらに9月に行なわれた総理大臣杯では、7ゴールを挙げて得点王に輝いた。

 新たなフィールドで得点力に磨きをかけるFWは、「大学はレベルが高くて、自分が生かしてもらえる環境になっている」と話し、高校時代に比べて、より自らに矢印を向けられる環境になったようだ。
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「高3の時は周りにこうしてくれという要求が強かったけど、大学では自分の動きや要求に対して高いレベルで答えてくれる。大学に入ってからは、自分に対して100パーセントでプレーできている」

 高校時代は敗戦時、守備陣に不満を持つこともあったという小湊だが、法政大では自分に責任を問うようになったという。「大学では自分が点を取れていれば、勝てていた試合もあった」という思いが、貪欲にゴールを求める姿勢につながっている。

 だからこそ、リーグ戦で4ゴールという現状に満足はしていない。

「小学校の頃から、自分が点を取れたら、次も取れるという感覚に喜びを感じていた。点があまり取れていなくて悔しい。これからもシュートを打ちまくりたい」

 始まったばかりの大学生活では、「ここで胸を張って、点を取れているとは言えない」と悔しさを滲ませる。4年間で自信を持って点を取れたと言えるようになれるか。大学生の小湊にも注目だ。

取材・文●藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

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