ローマは現地10月22日のセリエA第９節で、モンツァと対戦。ステファン・エル・シャーラウィのゴールで、１－０で辛勝した。

　スコアレスのまま迎えた後半アディショナルタイム、ボックス内でこぼれ球に反応したエル・シャーラウィはダイレクトで右足を一閃。豪快にゴールネットを揺らし、チームに勝点３をもたらした。
【動画】エル・シャーラウィの決勝点でローマがモンツァを下す

　タイムアップの笛が鳴ると、エル・シャーラウィは目に涙を浮かべる。試合後のインタビューで、その理由として「虚偽の報告をされて、深く傷つけられた」と主張した。

　イタリアサッカー界で、大きな話題となっている違法賭博問題で、一部報道ではエル・シャーラウィにも疑惑をかけられていたが、証拠がないとして捜査対象から外れていた。

　30歳のアタッカーは、次のように自身の潔白とサッカーへの愛を口にしている。

「どうしてサッカーを軽視していると思われるのか。ゴールをすること、ファンのところへ駆け寄り、彼らと一緒に喜ぶことは、もっとも素晴らしい感情の一つだと信じている。それが、自分がこれまでプレーしながら考えてきたことのすべてだ。私は100%クリアだし、ゴールが決まって今はとても幸せだよ 」

　ここ数日でため込んでいた感情が、自身のゴールと勝利によって爆発したようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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