なでしこジャパンの池田太監督は、日本人監督が指揮を執るウズベキスタンとの対戦を心待ちにしているようだ。

　なでしこジャパンは10月末から、来年のパリ五輪の出場権を懸けたアジア２次予選に挑む。26日に初戦でインドと、29日にウズベキスタンと、11月１日にベトナムと相まみえる。

　なかでも注目は、２戦目のウズベキスタン戦。かつて日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織や岡山湯郷Belle、長野パルセイロレディースなどの指導を経て、昨年就任した日本人の本田美登里監督が率いるチームとの対戦だ。

　日本の池田監督は、10日のメンバー発表会見で、「（ウズベキスタンの）監督は日本人の本田さんですし、日本を知っているコーチもいる。我々に対して、アグレッシブにくるかもしれないし、シンプルに攻撃してくるかもしれない。いろんなことを想定している」と警戒していた。
【動画】なでしこ池田監督インタビュー（前編）

　そして22日の国内合宿最終日のトレーニング後にもウズベキスタンに言及。相手の分析を進めているとした。

「ウズベキスタンはアジア競技大会も見ていましたので、映像で選手一人ひとりの特徴みたいなものは把握している。また、試合が始まって相手がどのようにやってくるかは考えてくると思うので、それに対してピッチ上でどう対応ができるかという部分は、準備していかないといけないと思っています」

　本田監督とは以前、言葉を交わしたことがあると明かし、「今回の予選のタイミングでは話していませんけど、日本とやるのを楽しみにしているというのは聞いている」としたうえで、「どういう戦いをしてくるのか。本田さんも日本選手の特長を知っていると思うので、そういう意味では楽しみです」と語った。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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