「最後の数分だけを見てはいけない」チェルシー指揮官、痛恨ドローも“ポジティブ”強調!守護神のミスは「我々の哲学だが…」

2023年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々のほうが良いチームだった」

ベンチを飛び出して指示を送るポチェティーノ監督。(C)Gett Images

 現地時間10月21日に開催されたプレミアリーグ第9節で、チェルシーは同じロンドンを本拠地とするライバル、アーセナルとホームで対戦。2-2で引き分けた。

 チェルシーは1-0で折り返すと、48分に貴重な追加点を奪うも、後半はハーフタイムに冨安健洋を投入したアーセナルの反撃に遭うなか、終盤に2失点。リードを守り切れず、公式戦4連勝を逃した。

 クラブ公式サイトによれば、マウリシオ・ポチェティーノ監督は試合後、「もちろん最後は残念だったが、最後の数分だけを見てはいけない」と主張。あくまで「ポジティブな要素はたくさんあった」と強調した。

「我々のほうが良いチームだった。決して失いたくない形で勝点2を失ったが、多くのポジティブな要素を得られたし、誇りに思える。我々は素晴らしいキャラクターとパーソナリティを見せた。競争力があったし、もっと報われる価値があった」
【動画】シュートが相手に当たるもまさかの判定→冨安が猛抗議
 勝点2を失うきっかけとなったのは、守護神ロベルト・サンチェスのミスだった。2-0で迎えた77分に、自陣ゴール前でのパスをデクラン・ライスにインターセプトされ、被弾。これで相手を勢いに乗せてしまい、直後にレアンドロ・トロサールに同点ゴールを奪われた。

 指揮官はサンチェスについて問われると、「私たちは彼にとても満足している。もちろん、彼は自分の決断に失望し、動揺しているが、フットボールではミスが起こるものだ」と擁護。今シーズンから新たにゴールを守る背番号1に、変わらぬ信頼を寄せた。

「このゴールはアーセナルに信念を与えた。77分にリスクを冒すのは我々の哲学だからできることだが、もしかしたら別の判断ができるかもしれない。誰かを責めるわけではない。それは起こり得る。いつ冷静になり、いつリスクを冒すのか、それは時間が解決してくれる」

 開幕直後に比べ、少しずつ明るい兆しが見えてきた名門は、再び連勝街道を突き進めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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