「まずは逃げない」なでしこジャパン田中美南がアジアでの“激しい戦い”で重要視するのは?「上手さで、駆け引きの部分で優っていく」

2023年10月22日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「予選は1位通過だけを考えて」

なでしこのストライカー田中美。写真:鈴木颯太朗

 なでしこジャパンは10月22日、国内合宿最終日を迎え、この後にパリ五輪アジア2次予選が行なわれるウズベキスタンへ向かい、海外組の選手たちと合流する。

 国内での最後の合宿を終えたストライカー田中美南は、常に今予選へのイメージを膨らませながらトレーニングをしてきたと振り返り、「海外組と合流して、すぐ試合になると思うんですけど、今まで積み上げてきたことをしっかり出したい」と意気込んだ。

 アジア2次予選は、中2日で3試合を戦う日程。相手も当然、必死に大舞台への切符を掴もうと挑んでくるなか、球際の攻防などで、厳しいタックルを受けるなど、激しいゲーム展開となる可能性もある。
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 田中美は、アジアの国と戦うなかで重要な点を次のように語った。

「(相手のタックルにも)まずは逃げないで、同じように戦っていく。そのなかで、ただぶつかり合うだけじゃなくて、ちょっと上手さで、駆け引きの部分で優っていくことが重要だと思います」

 なでしこジャパンは、アジア2次予選で10月26日に初戦でインドと、29日にウズベキスタンと、11月1日にベトナムと対戦。田中美は「その先が厳しくなると思うので、この次の予選は1位通過だけを、まずはこの3試合を勝ち抜くことだけを考えて、いま選ばれたメンバーでやっていきたい」と気を引き締めた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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