「これがスタート地点」
69分からピッチに立ち、リーグ戦デビューを飾った榊原。(C)SOCCER DIGEST
[J1第30節]横浜 4-1 札幌/10月21日/日産スタジアム
10月21日に行なわれたJ1第30節で、横浜F・マリノスは北海道コンサドーレ札幌に4-1で勝利した。
19節・湘南ベルマーレ戦以来の4ゴールと攻撃陣が奮起した一戦で、リーグ戦初のメンバー入りを果たし、69分からピッチに立ったのが榊原彗悟だ。
横浜ユース出身の23歳は、高校3年だった2018年にJユースカップで横浜ユースの8年ぶりの優勝に貢献し、自身も大会MVPを獲得。しかし、トップ昇格は叶わず、高校卒業後はJFLのラインメール青森FCに加入した。
いずれは横浜でプレーしたいという想いを持って努力を重ね、21年にレギュラーの座を掴むと、その活躍が評価され、22年に横浜に完全移籍。同年はレンタルで引き続き青森でプレーし、今シーズンからトリコロールのユニホームに袖を通している。
【PHOTO】横浜の出場16選手&監督の採点・寸評。先制点でチームに勢いをもたらした宮市亮がMOM。指揮官は効果的な交代策で勝利に導く
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横浜ユース出身の23歳は、高校3年だった2018年にJユースカップで横浜ユースの8年ぶりの優勝に貢献し、自身も大会MVPを獲得。しかし、トップ昇格は叶わず、高校卒業後はJFLのラインメール青森FCに加入した。
いずれは横浜でプレーしたいという想いを持って努力を重ね、21年にレギュラーの座を掴むと、その活躍が評価され、22年に横浜に完全移籍。同年はレンタルで引き続き青森でプレーし、今シーズンからトリコロールのユニホームに袖を通している。
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トップ下を主戦場とする榊原だが、今季は主にボランチで起用されており、ルヴァンカップで4試合に出場し、グループステージ5節の北海道コンサドーレ札幌戦ではプロ初得点を記録。天皇杯にも2試合でピッチに立ったが、リーグ戦はベンチ入りすら果たせずにいた。
おそらくCBの畠中槙之輔、角田涼太朗、上島拓巳、エドゥアルドのほか、トップ下のナム・テヒなど、負傷者を多く抱えているチーム事情はあるだろう。それでもようやく巡ってきたチャンスだ。
以前にインタビューした際、リーグ戦にも絡むことを目標に掲げていた背番号35は、渡辺皓太との交代でボランチに入ると、ボールをカットして自ら持ち上がるなど堂々としたプレーを披露。CB實藤友紀が足をつってピッチを退いた終盤は、急きょ右SBにポジションを移したが、ミスのない安定感のあるパフォーマンスでチームの勝利に貢献した。
試合後、榊原はこう振り返る。
「今はチームとして苦しい状況ですけど、出ていなかった自分からすれば、どんな状況であれチャンスがくることを待っていたので、そのためにしっかり準備をしていました。自信を持ってやれましたし、ボランチは短い時間でしたけど、それでも前に関わることができた。
サイドバックでは前に行きたい気持ちをぐっと堪え、チームの勝利を第一に考えてプレーしました。最低限の仕事はできたのかなと思います」
具体的には、どんな自信を得たのか。
「攻撃に関しては、ルヴァンカップや天皇杯でやれる自信がついていました。課題だった守備は練習から意識してやってきて、ボールを奪い切る力は出せた。でも、まだまだ足りないところばかりなので、もう一度、映像をしっかり見て、自分の課題を見つけていきたい」
そして右SBでのプレーは、「紅白戦ではサイドバックやセンターバックもやっていたので、どこで出ても、ある程度はチームの戦術を理解してやれている」とし、「いろんなポジションがやれるところは武器としてあったほうがいいし、何か発見できることもあると思う」と前向きだ。
リーグ戦は残り4試合と佳境を迎えている。それでも榊原は、「個人的にはこれがスタート地点。もっとゴールに関わるプレーをしたいですし、リーグ戦にも関わっていきたい」と意気込んだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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