1ゴール・1アシストで勝利に貢献する
ゴールパフォーマンスを見せる井出。鹿島戦勝利の原動力になった。(C)SOCCER DIGEST
[J1第30節]神戸3-1鹿島/10月21日/国立競技場
悲願のリーグ初制覇へ神戸が鹿島を下した一戦で、勝利の立役者となったのは2ゴールの佐々木大樹だが、1得点・1アシストで同じく存在感を示したのが4-3-3の中盤の一角で先発した井出遥也だ。
守備時にはトップ下のような位置でプレスのスイッチ役となり、攻撃時にはインサイドハーフのひとりとして崩しに厚みを加えた井出は、18分には左サイドで切り返しを見せてクロス。佐々木の先制点をアシストすると、前半終了間際の45分には左からの武藤嘉紀のアウトサイドのクロスに飛び込んでヘッドで決めた。
59分にはピッチに座り込み交代となったが、「攣っただけ」だという。それだけ攻守に走り回ったということなのだろう。
千葉のアカデミー出身の技巧派で、2012年にトップ昇格を果たすとJ2での活躍を認められ、2017年にはJ1のG大阪へ移籍。しかし、大阪の地で過ごした2年はなかなか活躍できず、その後はJ2の山形、東京Vで経験を積み、今季、神戸に加入した。
【PHOTO】神戸の出場14選手&監督の採点・寸評。MOMは2ゴールを奪ったアカデミー出身の成長株!! いぶし銀の井出も貴重な働き
悲願のリーグ初制覇へ神戸が鹿島を下した一戦で、勝利の立役者となったのは2ゴールの佐々木大樹だが、1得点・1アシストで同じく存在感を示したのが4-3-3の中盤の一角で先発した井出遥也だ。
守備時にはトップ下のような位置でプレスのスイッチ役となり、攻撃時にはインサイドハーフのひとりとして崩しに厚みを加えた井出は、18分には左サイドで切り返しを見せてクロス。佐々木の先制点をアシストすると、前半終了間際の45分には左からの武藤嘉紀のアウトサイドのクロスに飛び込んでヘッドで決めた。
59分にはピッチに座り込み交代となったが、「攣っただけ」だという。それだけ攻守に走り回ったということなのだろう。
千葉のアカデミー出身の技巧派で、2012年にトップ昇格を果たすとJ2での活躍を認められ、2017年にはJ1のG大阪へ移籍。しかし、大阪の地で過ごした2年はなかなか活躍できず、その後はJ2の山形、東京Vで経験を積み、今季、神戸に加入した。
【PHOTO】神戸の出場14選手&監督の採点・寸評。MOMは2ゴールを奪ったアカデミー出身の成長株!! いぶし銀の井出も貴重な働き
怪我に悩まされた時期も短くなかったが、常に努力を続け、鹿島との大一番での結果につなげてみせた。29歳で遂にシャーレを掲げられるチャンスを得たのである。その想いを訊くと感謝の気持ちを口にする。
「自分を支えてきてくれた家族、そしてチームメイト、スタッフの方々には練習が終わったあとに自分の足りないところを手伝ってもらいました。本当に自分だけでなく、いろんな人の支えがあってこそのゴールです。
出会いがすべてだとも思います。ヴェルディの時から自分を獲ってくれた永井(秀樹/現・神戸のスポーツダイレクター)さんが、今回はヴィッセルで自分を獲ってくれたので本当に感謝していますし、やっぱり自分を支えてくれたすべての人に感謝です。
1年間どういう状態でも努力し続けた結果が点につながっていると思うので、それは自分だけでなくたくさんの人のサポートがあってこそです」
ゴール後には指で「3」と「1」の文字を示した。このパフォーマンスは、同じ千葉県出身で急性白血病の治療を続けている同級生のMF遠藤翼に向けたもの。遠藤の背番号「31」を表現したという。
「遠藤翼が白血病になって、今シーズン始まってゴールパフォーマンスはやるって決めていました。昨日も電話をもらっていて、点を取ったら『31』を掲げようと思っていました」
多くの人の想いを背に、井出は神戸の優勝のためにも、さらに走り続ける。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
イ・ガンインと同じでもっと努力が必要だった」元日本代表監督アギーレ、"冷遇した"久保建英に言及。現在の活躍には「タケはセンセーショナル」
「一昔前の日本代表が羨ましい」久保建英が森保ジャパンの"厳しさ"に本音。「過去にあまり見ない」
「僕の根底には鹿島の血が流れている」波瀾万丈キャリアを歩んだ49歳・阿部敏之はいまだ"引退"を表明していない
「自分を支えてきてくれた家族、そしてチームメイト、スタッフの方々には練習が終わったあとに自分の足りないところを手伝ってもらいました。本当に自分だけでなく、いろんな人の支えがあってこそのゴールです。
出会いがすべてだとも思います。ヴェルディの時から自分を獲ってくれた永井(秀樹/現・神戸のスポーツダイレクター)さんが、今回はヴィッセルで自分を獲ってくれたので本当に感謝していますし、やっぱり自分を支えてくれたすべての人に感謝です。
1年間どういう状態でも努力し続けた結果が点につながっていると思うので、それは自分だけでなくたくさんの人のサポートがあってこそです」
ゴール後には指で「3」と「1」の文字を示した。このパフォーマンスは、同じ千葉県出身で急性白血病の治療を続けている同級生のMF遠藤翼に向けたもの。遠藤の背番号「31」を表現したという。
「遠藤翼が白血病になって、今シーズン始まってゴールパフォーマンスはやるって決めていました。昨日も電話をもらっていて、点を取ったら『31』を掲げようと思っていました」
多くの人の想いを背に、井出は神戸の優勝のためにも、さらに走り続ける。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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