「何か仕掛けてくる可能性はある」なでしこジャパンの池田監督がパリ五輪アジア2次予選で戦う3チームを警戒。ウズベキスタンの指揮官は日本人で...

2023年10月23日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

中2日での短期決戦

パリ五輪アジア2次予選に向けて「コンディションも考えないといけない」と話す池田監督。写真:滝川敏之

 なでしこジャパンがパリ五輪アジア2次予選で戦う相手は、インド女子代表、ウズベキスタン女子代表、ベトナム女子代表。この3チームについて、池田太監督は次のような印象を抱いている。

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「ウズベキスタンとベトナムはこの前のアジア競技大会で私も視察できました。ウズベキスタンには前線にアイデアを持っている選手がいて、監督として本田(美登里)さんもいます。我々の情報を持っているはずで、どう戦ってくるか。ベトナムはマンマークでついてくる戦い方をするチームなので、それにどう対応するか。インドについてはこれからもっと情報を収集しないといけない。いずれにせよ、我々に対して何かを仕掛けてくる可能性はあります」

 インド女子代表と10月26日に、ウズベキスタン女子代表と10月29日に、11月1日にはベトナム女子代表というように、ウズベキスタンでの戦いは2戦目と3戦目がいずれも中2日というハードスケジュールになっている。短期決戦になるので、池田監督は「コンディションの部分もしっかりと考えないといけない」と話していた。
 
 引いた相手との戦いが予想される2次予選。攻撃に変化をつける意味でキーマンのひとりになりそうなのが、遠藤純だ。先のアルゼンチン女子代表との国際親善試合では4-3-3の左サイドバックとして躍動。遠藤の活躍を、池田監督も高く評していた。

「3-4-3のワイドをやっている時もそうですが、左足のキックの正確性、1対1で勝負を挑める、個人で剥がせるとか、そういった良さというのは出せていたと思います。5枚のワイドだから攻撃的に行くではなく、4枚のサイドバックでもその持ち味を出してほしい」

 左サイドからの崩しは、パリ五輪アジア2次予選を観戦するうえで大きな見どころになりそうだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)


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