「ボールのないところで当たられたり...」なでしこ中嶋淑乃、アジア大会決勝の北朝鮮戦を回想。パリ五輪予選へ「削られないように、考えてプレーしたい」

2023年10月20日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

なでしこジャパンの国内合宿は4日目

中嶋がアジア競技大会決勝を振り返った。写真:鈴木颯太朗

 なでしこジャパンのパリ五輪アジア2次予選に向けた国内合宿は、10月20日に4日目を迎えた。軽いアップに始まり、パス交換やミニゲーム形式のトレーニングなどが行なわれた。

 今回のアジア2次予選のメンバーに、怪我のため不参加となった藤野あおばに代わって追加招集されたのが、中嶋淑乃だ。

 なでしこジャパンには、昨年のE-1選手権以来の招集。4日目の練習後には、「最初よりは緊張がほぐれてきて、コミュニケーションが取れるようになってきました。みんなプレーの質も高いですし、雰囲気も独特で、すごく良い経験ができているなと感じます」と笑顔を見せた。
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 中嶋は今年9月から10月にかけて中国で行なわれたアジア競技大会に出場。決勝の北朝鮮戦(4-1)では、先制ゴールを挙げて優勝に貢献した。

 この北朝鮮との決勝で、「ボールのないところで当たられたりとかはありました」と悪質なタックルを受けていたと明かした中嶋。10月末から行なわれるアジア2次予選でも、パリ五輪出場を目ざして、何が何でも勝ちにくる相手との対戦で、荒れた試合展開になる可能性も覚悟している。

「削られないように、速くボールを渡すところと、自分で仕掛けるところを考えてプレーしたいです」

 中嶋はアジア競技大会での経験を糧に、アジア予選でも輝きを放てるか、期待したい。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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