「マドリーの危険は存在する」古巣が再獲得を狙う久保建英の去就にソシエダ会長が言及!「彼が長く留まってくれるのを願う」

2023年10月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼が個人の夢を実現すれば、契約延長は実現する」

古巣マドリーの再獲得が囁かれている久保。(C)Getty Images

 大ブレイクをした昨シーズンを上回る活躍を見せているレアル・ソシエダの久保建英を、古巣のレアル・マドリーが再獲得するという報道が現地スペインでも後を絶たない。

 マドリーは昨夏に久保を売却する際、ソシエダがこのレフティをどこかのクラブに放出した場合、移籍金の半分を手に入れる契約を交わしている。したがって、選手本人が望めば、契約解除金6000万ユーロ(約93億円)の半額となる3000万ユーロで獲得できるというのも度々報じられてきた。

 ただ、マドリーが権利の一部を有しているわけでも、買い戻しオプションを持っているわけでもない。

 そんななか、スペイン紙『AS』によれば、ソシエダのホキン・アペリベイ会長が久保について発言。「権利の100%をラ・レアルが保有している。だが売却した場合、マドリーがその額の約50%を得ることになる」と強調したうえで、こうコメントしている。

「彼が個人の夢を実現すれば、契約延長は実現するだろう。すべては彼の意志、つまり決断を下すのは誰であるかに懸かっている。昨シーズンも多くの選手が退団できたが、彼ら自身がそれを止めた。彼が長く留まってくれるのを願っているし、それが私が望んでいることで、そうなると思う」

【PHOTO】日本代表のチュニジア戦出場17選手&監督の採点・寸評。2人に"7点"の高評価。MOMは2点に絡んだMF
 そのうえで、「マドリーは素晴らしいクラブであり、マドリーの危険は存在する。なぜなら、選手たちの意志はそのようなタイプのクラブでプレーすることだからだ」と、"白い巨人"の動きを警戒しつつ、こう述べている。

「我々はラ・レアルを素晴らしいクラブにして、選手たちがここに長くいたいと思ってもらえるように努力するつもりだ。やるべきことは、少しずつ、そして長期的に考えることだ。野心的に、それを実現したいと思っている」

 コンスタントにチャンピオンズリーグに出場でき、タイトルも争えるクラブとなりうるか。久保を長く留めるためには、そのあたりがポイントとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「一昔前の日本代表が羨ましい」久保建英が森保ジャパンの"厳しさ"に本音。「過去にあまり見ない」

「トップ下と右サイド、どちらで勝負したい?」躍動した久保建英に直球質問!「もったいないかな」

「日本がやってこなかった部分」なぜ冨安健洋は中国人主審に珍しく抗議したのか。「フラストレーションが溜まっていた」だけではない理由

次ページ【動画】久保の絶妙アシスト ※投稿の白地部分をクリック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事