プロとしての礎を築いた恩師との再会。湘南DF石原広教が京都戦への想いを明かす「良い試合したいし、勝ちたい」

2023年10月19日 岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

「強気にいきたい」

恩師との再会を果たす京都戦への意気込みを語った石原。写真:鈴木颯太朗

 湘南ベルマーレは10月21日、J1第30節で京都サンガF.C.と対戦する。

 京都を率いるのは、2012年から2019年夏まで湘南で指揮を執った曺貴裁監督だ。7シーズン半もの間、ともに戦った前監督と再会を果たす一戦は、ともに戦った選手やスタッフ、サポーターにとって特別なゲームとなるだろう。

 恩師が率いるチームとの試合を前に、静かに闘志を燃やす男がいる。小学生時代から湘南でプレーした石原広教だ。2種登録された2016年から、アビスパ福岡に期限付き移籍する2019年までの3シーズンは、この背番号3のプロとしての礎を築いた期間だったと言えるだろう。

 石原は京都の印象を次のように語っている。

「曺さんのチームなのでやることは明確だと思いますし、一人ひとりの対面で負けたら勝てない。相手のプレスを受けて自分たちがネガティブな反応をすると食われてしまうので、強気にいきたいです」
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 J1第4節の京都戦では、相手のハイプレスとパトリックら前線の長身選手に苦戦し、0-2で敗れた湘南。しかし、石原は次節への自信を強調する。現在のチーム状況に手ごたえを感じているようだ。

「順位は関係なく、今うちは調子良いですし、やるべきことを徹底できています。みんなが良いイメージを持てていると思うので、いつも通りに戦えれば勝てると思います」

 最後に、重要な一戦への意気込みを口にした。

「良いスタジアムで雰囲気も良いので、気合も入ります。あと、曺さんなので。良い試合したいし、勝ちたいです」

 石原は、曺監督との再会に対して直接的な言葉で喜んだり、高揚感を見せたわけではない。しかし、「曺さんなので」という言葉には、様々な想いが乗せられているように感じた。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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