「正直、納得がいかないファウル」で負傷した中村敬斗の姿に安堵。“38分に1ゴール”の驚異的決定力で三笘薫を“脅かす存在”へ

2023年10月18日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「過ぎちゃったことは仕方ない」

チュニジア戦でベンチ入りをした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表が2-0で勝利したチュニジア戦の後、取材エリアを通る中村敬斗の姿に安堵した。

 4-1で快勝した13日のカナダ戦で、チームの3点目を奪ったアタッカーは、相手DFアリスター・ジョンストンに左足首あたりを踏まれて負傷。担架に乗せられ、61分にピッチを後にした。

 それでも、チュニジア戦が開催される神戸まで帯同し、ベンチ入りもした23歳は「だいぶよくなった。今日から松葉杖なしで、自力で歩けるようになりました」と経過を報告した。

 負傷の原因となったファウルに関しては、「正直、納得がいかないファウルでしたけど、あれは」と本音をこぼしつつ、「過ぎちゃったことは仕方ないんで。いまはすぐに怪我を治すことに集中していきたい」と前を向いた。

「点も取ったんでいいこともあったかな。10月シリーズはプラスで終えられたのかな」

【動画】セルティックDFが足首を踏まれ、中村敬斗が負傷退場
 代表デビューから4戦4発。しかも出場時間は1分、45分、45分、そして61分。計152分で、38分に1ゴールを奪っている計算になる。本人は「難しいゴールでもないんで。周りに感謝したい」と謙遜するが、驚異的な数字だ。

 この10月シリーズでは、左サイドハーフで不動の存在だった三笘薫が体調不良で辞退となったが、カナダ戦に関していえば、不在を感じさせなかった。

 三笘を脅かす存在へ――。まずは長期離脱するような怪我でなかったのは、幸いだった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部) 

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