韓国代表がまたしてもゴールラッシュを決め込んだ。

　現地10月17日、日本代表がチュニジア代表と神戸で戦っていたのとほぼ同じ時間帯に、韓国・水原では韓国代表vsベトナム代表の親善試合が行なわれていた。結果は韓国の６－０圧勝。60分過ぎに相手に退場者が出て10人となったものの、FWソン・フンミン、MFイ・ガンイン、さらにはDFキム・ミンジェらスター選手たちにゴールが飛び出し、４万満員のホームスタジアムを熱狂させた。

　韓国代表の動向を注意深く見守っているのが、中国のメディアだ。11月26日からはじまる北中米ワールドカップ・アジア２次予選で、中国は韓国、タイ、シンガポールと同組。各組上位２チームが最終予選に進むが、昨今低迷を続ける中国代表チームだけに、地元メディアは韓国の絶好調ぶりが気が気でない様子だ。

　そんななか、スポーツメディア『捜狐体育』は韓国代表のハイパフォーマンスを受けて「３試合で11得点の無失点！　（中国）代表チームにとって途轍もなく大きな壁だ」と記し、次のように伝えている。

「韓国代表が完全に目覚めてしまったようだ。９月にサウジアラビアを１－０で下し、今回の２連戦はチュニジアを４－０、そしてベトナムを６－０で打ち破った。内容も伴った３連勝で、いよいよ波に乗ってきた印象だ。先日中国はそのベトナムに２－０で勝ったが、ポゼッション率とシュート本数では負けており、ほぼ同等の力関係だった。となれば…もはや恐怖の破壊力を誇る韓国は別格だ。ワールドカップ予選の韓国戦ではなんとか負けない戦いをしてポイントを稼ぎ、シンガポールにはしっかり２連勝し、実質的なライバルであるタイに競り勝つしかない」
 

　そのうえで同メディアは、「せめて２次予選は突破したいところだ。でなければふたたび中国サッカーは軽蔑の的となってしまうだろう」と論じた。

　なお森保ジャパンはアジア２次予選で北朝鮮、シリア、ミャンマーの３チームと対峙する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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